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大ヒットPCケースの後継モデル「MasterBox CM694」が発売、Cooler Master製

高い拡張性を維持しながら体積はサイズダウン

 Cooler Masterの定番PCケースのアップデートモデル 「MasterBox CM694(MCB-CM694-KN5N-S00)」「MasterBox CM694 TG(MCB-CM694-KG5N-S00)」が発売された。後者は強化ガラスパネルが装備されている。店頭価格は順に税抜き16,480円、税抜き17,480円。

 販売ショップはツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館ドスパラ秋葉原本店パソコン工房 秋葉原BUYMORE店パソコンショップ アーク

高い収納力を維持しながらサイズダウンを実現し、体積は従来比で約10%減少

 MasterBox CM694/CM694 TG(以下CM694)は全高506mmのタワー型PCケースで、同社が「ベストセラーPCケース」としている定番製品「CM690」シリーズのアップデートモデル。

 CM690の“顔”とも言えるフロントとトップのメッシュパネルはCM694に継承。パネルはより幅広になり、左右両端のギリギリまで覆うようになった。メッシュの個々の穴には「ブランドロゴをイメージした」という細かな菱形パターンを採用し、これにより高い通気性の確保に加え、ダストフィルターとしての機能を持たせたという。

 多くのPCパーツに対応できる高い収納力も特徴で、「根強いニーズのある」という5インチオープンベイを2基備えるほか、3.5インチHDDの場合は6基まで、2.5インチSSDの場合は8基まで内蔵可能。360mmサイズまでのラジエーターの内蔵にも対応する。一方でサイズダウンを実現し、体積は従来比で約10%減少したという。

 また、大型ビデオカードを支えるアーム機構「グラフィックスカードスタビライザー」を備えており、マザーボードの損傷を防ぐほか、パーツを組み込んだ状態でより安全に運ぶことができるとしている。

 MasterBox CM694のサイズは奥行き493×幅220×高さ506mm(突起部を含む)で、スチール製サイドパネルが装備。MasterBox CM694 TGのサイズは奥行き493×幅224×高さ506mm(突起部を含む)で、電源を覆うためのカバーと強化ガラスのサイドパネルが装備されている。

MasterBox CM694 TGは強化ガラスパネルと内部電源カバーを搭載

 他の仕様は両者共通。対応マザータイプはE-ATX、ATX、microATX、Mini-ITX。拡張カードスロットは7基。ケースファンはフロント120mm×2、リア120mm×1。ラジエーターの対応サイズはフロントとトップが360mmまで、リアが120mm。

 他のPCパーツの最大対応サイズは、ビデオカードが長さ410mmまで、CPUクーラーが高さ171mmまで、ATX電源が奥行き276mmまで。なお、350mm超のビデオカードとスタビライザーが併用できないなどの制限があるので注意が必要。

[撮影協力:ツクモパソコン本店]