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プロゲーマー+声優姉妹も参戦したゲーミングイベントが開催、ゲーム向けセキュリティソフトを解説

セキュリティソフト会社Webrootが店頭イベントを実施 text by 日沼諭史

セキュリティソフト「Webroot」提供のゲーミングイベントが開催
Webrootの「SecureAnywhere アンチウイルス for ゲーマー」

 6月30日、セキュリティソフト会社「Webroot(ウェブルート)」とプロゲーミングチーム「Creatives」の共同主催によるゲームイベント「プロ選手とeSportsを体験してセキュリティを学ぼう in Akihabara」が開催された。

 「Creatives」の選手によるバトルロイヤル型FPSゲーム「Apex Legends」のデモプレイを中心に、合間合間にセキュリティに関する解説が行われる形式で進行。

 当日、「Apex Legends」で1位となるチャンピオンを目指すチャレンジは20回近く行われ、イベントは延べ5時間に及ぶ長丁場に。

 最終的にチャンピオン獲得は1回に終わったが、Creatives所属つつまる選手の「あぴー!!!」が会場にこだまし、チームメンバーの冷食選手の姉が急きょ参戦するなどカオスな展開に。一般の来場者も多数参戦する総力戦で、最終試合を戦いきった後、会場は達成感に包まれた。

「Apex Legends」のチャンピオンを目指しひたすら戦い続ける選手たち初心者も飛び入り参戦、冷食選手の姉も絶叫!

会場となった「eSports STUDIO AKIBA」

 ソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館内「eSports STUDIO AKIBA」で行なわれた同ゲーミングイベントは、セキュリティソフト「Webroot」によるセキュリティ啓発を兼ねたもの。

 Creatives所属3選手のうち2名と、来場者から募った1名の3人でチームを組み、Apex Legendsで最後まで生き残ってチャンピオン獲得を狙いつつ、その合間にはゲーミングPCにとっても無視できないセキュリティ対策について解説するトークセッションを実施した。

CREATIVESのIQ191選手
CREATIVESの冷食選手
CREATIVESのつつまる選手
司会進行のHiy0ko氏

 5時間というタイムスケジュールのなかで、当初予定していたプレー回数は5回程度。ところが、1回戦目こそCreativesのIQ191選手の活躍などにより、初っぱなから見事チャンピオンを獲得したものの、それ以降はあっさり全員が倒れ「部隊全滅」するパターンにドはまり。チャンピオンを目指し、最終的には20回戦近くまでプレーを繰り返すことに。

プレー中の会場の様子
調子良くキル数を稼いでいくIQ191選手
さすがプロゲーマーといった立ち回りだった
初っぱなでいきなりのチャンピオン獲得。連戦連勝の流れか、と思いきや……

 狙撃され倒れると、つつまる選手は「あぴー!!!」という不思議な叫び声を発し、周囲や会場を戸惑わせる。一方で、主力と言えるIQ191選手は冷静にキル数を稼ぎ、ゲスト参戦した来場者はプロ顔負けの腕前で敵を蹴散らしつつ、仲間の救援に向かってチームの立て直しを図るシチュエーションも何度となく見られた。

その後は苦戦続き
つつまる選手も思わず「あぴー!!!」と叫ぶ
冷食選手も健闘したが……
戦況の解説はHiy0ko氏がメインに行い、つつまる選手と冷食選手がアシスタントに入る形式で行われた
同じチームではあるものの、住んでいる場所はそれぞれ異なる。この日、冷食選手とつつまる選手は初めてリアルで顔を合わせたのだという。全国の選手と束ねるプロゲーミングチームのイベントでは時折見かける光景だ。

 ゲスト参戦者のなかには、そのようにApex Legendsをやり込んでいる人もいれば、今回初めてPCでプレーするという人も。選手から操作方法のレクチャーを簡単に受けた後、習うより慣れろの精神で戦場に赴き、意外に善戦する場面もあった。ある程度運の要素もあるApex Legendsは、初心者でもバトルロイヤルの醍醐味を存分に楽しめるようだ。

 そしてこの日、一般来場者として応援に訪れていた冷食選手の姉であり、声優として活動している小森未彩さんも、急きょ参戦することに。小森さんもApex LegendsをPCでプレーするのが初めてとのことで、妹の冷食選手に手ほどきを受けて挑戦。操作に戸惑ったり想定外の事態が発生すると、本職で鍛えた大音声で叫んでいた。

急きょ参戦することになった冷食選手の姉、声優の小森未彩さん
PCでApex Legendsをプレーするのは初めてだったそうだが、回を重ねるたびに動きが明らかに良くなっていった
叫ぶ小森さん
あえなく部隊全滅

 最終戦はあと一歩という展開になり、チャンピオンは獲得できなかったものの盛り上がった。一般の来場者を参戦メンバーに加えていたことからも、「ガチで勝利を狙う」というより「楽しみながら勝利を狙う」ような和気あいあいとした雰囲気で進行し、5時間あったイベントの始まりから最後のじゃんけん大会・サイン会まで続けて観覧する人も少なくなかった。

じゃんけん大会も実施
イベントの最後にはサイン会が実施された
冷食選手が実の姉の小森さんにサインをする場面も
4人のサイン
最後はeSportの神様に絵馬を奉納
「eスポーツ大明神 トール君」にお祈り

Wi-Fiの成りすましアクセスポイントの危険も防げて、動作も軽いゲーミングPCにも適したセキュリティソフトをアピール

 Apex Legendsの熱いチャレンジの合間に行なわれたセキュリティに関するトークセッションでは、WebrootのTOSHI氏とアシスタントのHIKARU氏が、一般的なネットワークの利用シーンに潜む危険な罠を解説した。

WebrootのTOSHI氏
アシスタントのHIKARU氏に一般人代表を担当してもらい、実際の利用シーンを例に解説が行われた

 たとえば、スマートフォンやノートPCでカフェなどにある無料の公衆Wi-Fiを利用するとき、そのカフェが用意しているアクセスポイントに接続したつもりでも、実は近くに座っている悪意のある第三者のモバイルルーターに接続している可能性がある。

 これは、Wi-Fiの接続先名称であるSSIDをまったく同一にしているのが原因だ。この状況を放置すれば、通信でやりとりしているデータや個人情報が簡単に相手に渡ってしまいかねない。

カフェでフリーWi-Fiを利用する際には……
近くにいる人がモバイルルーターを持ってデータの盗難を狙っているケースもある

 また、ゲームをしようとPCを立ち上げたとき、セキュリティソフトの定義ファイルなどの更新で時間がかかってしまうことから、早くゲームをプレーしたくて更新を中断してしまう危険なケースについても解説。さらに、宅配業者からの荷物の配達通知を装ったフィッシングメールを受信して、気付かずリンクをクリックしてしまうなど、ゲーマーのみならず多くのPCユーザーが遭遇する可能性のあるシチュエーションを紹介した。

 こうしたセキュリティ上のリスクは、「個人情報の取り扱いを慎重にする」「他人の個人情報を公開しない」「適切なセキュリティソフトを導入する」「OSを最新にする」「ソフトウェアのアップデートを行なう」「メール内のリンクをクリックしない」「VPNを使う」といった点に注意することで、「95%以上は防げる」とTOSHI氏。

セキュリティソフトの定義ファイルなどの更新には時間がかかるが多い
宅配便の配達通知を装ったフィッシングメールが届くことも
リスクを知り、対策することが重要
いくつかの留意点を頭に入れておくことで、セキュリティインシデントの大部分は防げるとしている

 Webrootが提供しているセキュリティソフトは、独自の高速なVPNで通信データを暗号化することにより情報の盗難を防止できることから、公衆Wi-Fiにおけるリスクを低減できる。定期的な定義ファイルの更新は不要で、更新のために待つ時間はそもそも存在しない。

 そして、悪意のあるフィッシングメールにおいては、個人情報の入力を求める偽サイトにアクセスしようとすると自動でブロックする機能を備えている。

Webrootのソフトは高速かつ軽量なのが特徴
同社のアンチウィルスソフトはPCへの負荷が軽いので、ゲーマーや配信者向けだという

 従来型のセキュリティソフトと比べ、動作が軽快でメモリ使用量が少なく、それでいて軽いのが特徴。例えば、他社製ソフトがスキャンに20分ほどかかっている環境で、Webrootのソフトであれば89秒で終わるという。

 TOSHI氏によれば「セキュリティソフトを入れるとPCの動作が重たくなると言われるが、Webrootはパソコンへの負荷がほとんどない」とのことで、PCパフォーマンスを気にしがちなゲーマーにも向いているとした。

Webrootの各種機能

[制作協力:Webroot]