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プロゲーマー+声優姉妹も参戦したゲーミングイベントが開催、ゲーム向けセキュリティソフトを解説
セキュリティソフト会社Webrootが店頭イベントを実施 text by 日沼諭史
2019年7月2日 06:30
6月30日、セキュリティソフト会社「Webroot(ウェブルート)」とプロゲーミングチーム「Creatives」の共同主催によるゲームイベント「プロ選手とeSportsを体験してセキュリティを学ぼう in Akihabara」が開催された。
「Creatives」の選手によるバトルロイヤル型FPSゲーム「Apex Legends」のデモプレイを中心に、合間合間にセキュリティに関する解説が行われる形式で進行。
当日、「Apex Legends」で1位となるチャンピオンを目指すチャレンジは20回近く行われ、イベントは延べ5時間に及ぶ長丁場に。
最終的にチャンピオン獲得は1回に終わったが、Creatives所属つつまる選手の「あぴー!!!」が会場にこだまし、チームメンバーの冷食選手の姉が急きょ参戦するなどカオスな展開に。一般の来場者も多数参戦する総力戦で、最終試合を戦いきった後、会場は達成感に包まれた。
「Apex Legends」のチャンピオンを目指しひたすら戦い続ける選手たち初心者も飛び入り参戦、冷食選手の姉も絶叫!
ソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館内「eSports STUDIO AKIBA」で行なわれた同ゲーミングイベントは、セキュリティソフト「Webroot」によるセキュリティ啓発を兼ねたもの。
Creatives所属3選手のうち2名と、来場者から募った1名の3人でチームを組み、Apex Legendsで最後まで生き残ってチャンピオン獲得を狙いつつ、その合間にはゲーミングPCにとっても無視できないセキュリティ対策について解説するトークセッションを実施した。
5時間というタイムスケジュールのなかで、当初予定していたプレー回数は5回程度。ところが、1回戦目こそCreativesのIQ191選手の活躍などにより、初っぱなから見事チャンピオンを獲得したものの、それ以降はあっさり全員が倒れ「部隊全滅」するパターンにドはまり。チャンピオンを目指し、最終的には20回戦近くまでプレーを繰り返すことに。
狙撃され倒れると、つつまる選手は「あぴー!!!」という不思議な叫び声を発し、周囲や会場を戸惑わせる。一方で、主力と言えるIQ191選手は冷静にキル数を稼ぎ、ゲスト参戦した来場者はプロ顔負けの腕前で敵を蹴散らしつつ、仲間の救援に向かってチームの立て直しを図るシチュエーションも何度となく見られた。
ゲスト参戦者のなかには、そのようにApex Legendsをやり込んでいる人もいれば、今回初めてPCでプレーするという人も。選手から操作方法のレクチャーを簡単に受けた後、習うより慣れろの精神で戦場に赴き、意外に善戦する場面もあった。ある程度運の要素もあるApex Legendsは、初心者でもバトルロイヤルの醍醐味を存分に楽しめるようだ。
そしてこの日、一般来場者として応援に訪れていた冷食選手の姉であり、声優として活動している小森未彩さんも、急きょ参戦することに。小森さんもApex LegendsをPCでプレーするのが初めてとのことで、妹の冷食選手に手ほどきを受けて挑戦。操作に戸惑ったり想定外の事態が発生すると、本職で鍛えた大音声で叫んでいた。
最終戦はあと一歩という展開になり、チャンピオンは獲得できなかったものの盛り上がった。一般の来場者を参戦メンバーに加えていたことからも、「ガチで勝利を狙う」というより「楽しみながら勝利を狙う」ような和気あいあいとした雰囲気で進行し、5時間あったイベントの始まりから最後のじゃんけん大会・サイン会まで続けて観覧する人も少なくなかった。
Wi-Fiの成りすましアクセスポイントの危険も防げて、動作も軽いゲーミングPCにも適したセキュリティソフトをアピール
Apex Legendsの熱いチャレンジの合間に行なわれたセキュリティに関するトークセッションでは、WebrootのTOSHI氏とアシスタントのHIKARU氏が、一般的なネットワークの利用シーンに潜む危険な罠を解説した。
たとえば、スマートフォンやノートPCでカフェなどにある無料の公衆Wi-Fiを利用するとき、そのカフェが用意しているアクセスポイントに接続したつもりでも、実は近くに座っている悪意のある第三者のモバイルルーターに接続している可能性がある。
これは、Wi-Fiの接続先名称であるSSIDをまったく同一にしているのが原因だ。この状況を放置すれば、通信でやりとりしているデータや個人情報が簡単に相手に渡ってしまいかねない。
また、ゲームをしようとPCを立ち上げたとき、セキュリティソフトの定義ファイルなどの更新で時間がかかってしまうことから、早くゲームをプレーしたくて更新を中断してしまう危険なケースについても解説。さらに、宅配業者からの荷物の配達通知を装ったフィッシングメールを受信して、気付かずリンクをクリックしてしまうなど、ゲーマーのみならず多くのPCユーザーが遭遇する可能性のあるシチュエーションを紹介した。
こうしたセキュリティ上のリスクは、「個人情報の取り扱いを慎重にする」「他人の個人情報を公開しない」「適切なセキュリティソフトを導入する」「OSを最新にする」「ソフトウェアのアップデートを行なう」「メール内のリンクをクリックしない」「VPNを使う」といった点に注意することで、「95%以上は防げる」とTOSHI氏。
Webrootが提供しているセキュリティソフトは、独自の高速なVPNで通信データを暗号化することにより情報の盗難を防止できることから、公衆Wi-Fiにおけるリスクを低減できる。定期的な定義ファイルの更新は不要で、更新のために待つ時間はそもそも存在しない。
そして、悪意のあるフィッシングメールにおいては、個人情報の入力を求める偽サイトにアクセスしようとすると自動でブロックする機能を備えている。
従来型のセキュリティソフトと比べ、動作が軽快でメモリ使用量が少なく、それでいて軽いのが特徴。例えば、他社製ソフトがスキャンに20分ほどかかっている環境で、Webrootのソフトであれば89秒で終わるという。
TOSHI氏によれば「セキュリティソフトを入れるとPCの動作が重たくなると言われるが、Webrootはパソコンへの負荷がほとんどない」とのことで、PCパフォーマンスを気にしがちなゲーマーにも向いているとした。
[制作協力:Webroot]