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ARMベースCPUを搭載した「Surface Pro X」がデビュー、OSはWindows 10 Homeで国内LTE対応
32bit(x86)アプリが動作
2020年1月15日 21:02
初出日時 1/15 21:02
ARMベースCPUを搭載した13インチタブレット「Surface Pro X」が14日(火)に日本マイクロソフトから発売された。OSはARM版Windows 10で、x64アプリが動作しない点に注意が必要だ。
ラインナップは、メモリ8GB/ストレージ128GBモデル、メモリ8GB/ストレージ256GBモデル、メモリ16GB/ストレージ256GBモデル、メモリ16GB/ストレージ512GBモデルの4種類。価格は順(以下、税込表記)に142,780円、164,780円、204,3870円、241,780円。
本体の発売に併せて、キーボードとペンも同時に発売されている。店頭価格は「Surface Pro X キーボード」が18,040円、「Surface Pro X Signature キーボード(Surface スリム ペン同梱)」が32,560円、「Surface スリム ペン」が17,490円。
OSはARM搭載PC用のWindows 10 Home、x64アプリは動作不可
Surface Pro Xは、13インチPixelSenseディスプレイ(2,880×1,920ドット)や、ARMアーキテクチャをベースとしたSoC「Microsoft SQ1」、Windows 10 Homeを搭載したタブレット型端末。
オプションのキーボードを組み合わせることでノートPCとして使える、2in1デバイスの新モデル。Microsoft SQ1の採用により省電力性と高いパフォーマンスを備え、筐体ではSurface史上最薄の厚さ7.3㎜を実現したという。Qualcomm製LTEモデムを搭載し、インターネットへの常時接続を可能にした点も特徴だ。
OSには、x86ベースPC用のWindows 10ではなく、ARM搭載PC用のWindows 10が採用されている。UIなどのデザインや基本機能はx86版Windows 10と同じだが、x64(64bit)アプリが動作しないほか、周辺機器のドライバもARM版Windows 10向けのものを用意しなければらない点に要注意だ。制限事項の詳細については、Webサイト「Microsoft ドキュメント」に掲載されている。
本体サイズは287×208×7.3mm。重量は774g。バッテリー駆動時間は、通常使用において最長13時間としている。ワイヤレス機能は11ac無線LAN、Bluetooth 5.0、LTE Advanced Pro(nanoSIM、eSIMサポート)。外部端子はUSB 3.2 Gen2 Type-C×2、Surface Connect×1、nano SIMスロット×1など。
[取材協力:ツクモeX.パソコン館とソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館]