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PC-98用の同人ハードが2製品、店頭ではスルーボードを“SMIT転送ボード化”したサンプル展示中

Project M.P.S IDE-HDDカートリッジ用SCSI変換基板「PM-DOCE98/FA」

 PC-9821Aシリーズで採用されているIDE-HDD収納カートリッジ(通称 IDE籠)に対応したSCSI変換基板。標準搭載の基板と交換することで、SCSI-HDDが内蔵できるようになるという(別途、SCSIインターフェースボードが必要)。販売価格は税抜き2,273円(税込2,500円)。

Project M.P.S SCSI専用スロット用信号スルーボード「PM-SC301NS」

 PC-9801FA/FS/FX/PC-9821AシリーズのSCSI専用スロットに装着する信号パススルーボード。Cバススロットに装着したSCSIボードの信号を内部に引き入れることができるという製品で、内蔵SCSI-HDDやSCSIファイルスロット機器が使用できるようになるという。販売価格は税抜き6,818円(税込7,500円)で、24日(土)時点で売り切れ。

 なお、環境構築には本製品のほかに、Cバス接続用SCSIボード、外付けSCSIケーブル(アンフェノールハーフピッチ)、SCSI接続専用HDDケース(通称 SCSI籠)を用意する必要がある。

 ちなみに、上級者向けとなるが、アイ・オー・データのSMITチップ搭載SCSI-2インターフェイスボード「SC-98III」の実装部品を本機に移植することで、SCSI専用スロット向けのSMIT転送ボードとして動作が可能という。ただし、製作難度は非常に高く、「はんだ付けに自信のある人のみ挑戦して欲しい」(Project M.P.S)とされている。

SMIT転送ボード化した展示用サンプル

[取材協力:家電のケンちゃん]