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CMR方式のNAS向けHDD「WD Red Plus」の3TBと4TBが入荷

WD Red Plus NAS Hard Drive 3.5"の4TBモデル

 Western DigitalブランドのNAS向けHDDに新モデルが登場、「WD Red Plus NAS Hard Drive 3.5"」シリーズの3TB「WD30EFZX」と4TB「WD40EFZX」が発売された。店頭価格は順に税込10,680円、税込13,680円。

24時間/365日常時稼働環境に対応したNAS向けHDD

 WD Red Plusシリーズは、8ベイまでの中規模環境を想定したNAS向けの3.5インチHDD。24時間/365日常時稼働環境に対応しており、1TB~14TBまでラインアップされている。

 同社のNAS向けHDDシリーズ「WD Red」の上位モデルに位置する製品で、WD Redがシングル磁気記録方式(SMR)を採用するのに対し、WD Red Plusは垂直磁気記録方式(CMR)を採用している。

 なお、WD Red Plusシリーズは2020年7月に追加されたWD Redファミリの新シリーズで、SMRやCMRといったプラッタ記録方式を明確化するために、WD Redシリーズから派生されたものとなる。

 製品は同社独自のファームウェア「NASWare 3.0」を搭載しており、互換性や統合性、信頼性、アップグレードの可能性、ストレージパフォーマンスなどを向上させている。

 今回入荷した3TBモデルと4TBモデルで共通する仕様は、ディスク回転数が5,400rpm、キャッシュ容量が64MB、MTBFが100万時間。最大転送速度は3TBが147MB/s、4TBが150MB/s。メーカー保証はいずれも3年間。

 ちなみに、WD Redシリーズはさらに上位の「WD Red Pro」がラインアップされており、こちらは9~24ベイといった大規模環境向けとなっている。

[取材協力:パソコン工房 秋葉原BUYMORE店ツクモパソコン本店IIツクモeX.パソコン館]