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Xeon W搭載の12ベイNAS「TVS-h1288X」、10GbE×2+2.5GbE×4の高スペック仕様

MacとWindowsで共同作業を行うのに最適

TVS-h1288X

 サーバー用のXeon Wや10GbEポート2基、2.5GbEポート4基を搭載したQNAPのハイスペックNASキット「TVS-h1288X」が登場、オリオスペックが受注販売を開始した。店頭価格は税抜き388,000円(税込426,800円)。

10GbEポート2基、2.5GbEポート4基搭載したハイスペックNASキット、Thunderbolt 3ポートを拡張可能

 TVS-h1288Xは、フロントに12基のドライブベイ(3.5インチ×8+2.5インチ×4、SATA 6Gb/s対応)を備えたNASキット。モバイル・組み込み用ではない、サーバー用のXeon W-1250(6コア/12スレッド、ベース3.3GHz/ブースト時4.7GHz)や、ZFSベースのNAS OS「QuTS hero」を搭載した企業向けの製品だ。

 ネットワークポートの構成も10GbE×2、2.5GbE×4とハイスペック。なお、2つの10GbEポートは、内部の拡張カードスロットにLANアダプタを搭載することで実現している。スロットの構成はPCIe Gen3 x8×1、PCIe Gen3 x4×2(x8スロットはLANアダプタで使用済み)。

 また、別売りのPCIeカード「QXP-T32P」を搭載することでThunderbolt 3ポートを4基まで増設でき(カード1枚あたり2基)、Thunderboltポートを持つMacとWindows PCとで共同作業を行なうといった用途にも最適としている。

 NVMe SSD用の2基のM.2スロット(Type 22110/2280、PCIe Gen3 x4対応)も装備。SSDキャッシュをサポートし、ランダムアクセス性能を向上させることができるとしている。

 他のインターフェイスはHDMI 1.4b出力ポート(1基、4,096×2,160ドット@30Hz)、USB 3.2 Gen2ポート(Type-C×2、Type-A×3)。

 システムメモリ容量は16GB(DDR4 ECC UDIMM 8GB×2)。本体の寸法は234.6×369.9×319.8mm。正味重量は11.27kg。80mmサイズのケースファン2基とCPUファン(97mm×2)を装備する。電源容量は550W(本体内蔵)。

[取材協力:オリオスペック]