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Core i9-11900Kもファンレス動作対応、Noctuaの大型CPUクーラー「NH-P1」がデビュー
2021年6月23日 00:10
初出日時 6/23 0:10
ハイエンドCPUのファンレス運用も可能とうたうNoctuaの大型CPUクーラー「NH-P1」が発売された。販売価格は15,979円。
ツクモeX.パソコン館やツクモパソコン本店にはサンプルが入荷している。
大型ヒートシンクや6本のヒートパイプを備えたCPUクーラー
NH-P1は、大型ヒートシンクや6本のヒートパイプを備えた大型のCPUクーラー。ヒートシンクのフィンの間隔をあけることで自然対流による冷却性能を高めており、IntelのハイエンドCPU「Core i9」への対応もうたわれている。
Noctuaでは実際にCore i9-11900Kをファンレス運用したデモンストレーションを実施。デモンストレーションではCPUの負荷テストソフト「Prime95」を動作させても3.6GHz以上を維持できたとしている。
なお、ファンレス運用には他のPCパーツ選びも重要となり、環境によってはCPUがベースクロックを下回って動作する場合があるという。Noctuaではセットアップガイドラインや対応CPUを公開している。
対応するCPUソケットはLGA2066/LGA2011/LGA1200/LGA115x、Socket AM4/AM3+など。
AMDのハイエンドCPUについてはファンレス運用は難しいとされており、Ryzen 7以上ではファンを別途取り付けてもベースクロックを下回った状態での動作になる場合があるという。AMD CPUについてはTDP 65Wクラス程度までの対応と考えたほうが良さそうだ。
本体サイズは高さ158×幅154×奥行き152mm、重量は1,180g。サーマルグリス「NT-H2」が付属し、メーカー保証期間は6年間。
また、付属のクリップを利用することで120mmファンを装着可能。同社は低回転ファン「NF-A12x25 LS-PWM」を発売しており、今回のNH-P1と組み合わせることでセミパッシブ冷却環境を構築できるとうたっている。
[取材協力:ツクモパソコン本店とツクモeX.パソコン館とパソコンショップ アークとオリオスペック]