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ソニーの4Kゲーミングモニター「INZONE M9」が発売、直下型LEDを採用

INZONE M9

 直下型LEDを採用したソニーの27インチゲーミングディスプレイ「INZONE M9」が発売された。PlayStation 5との連携機能も搭載されている。店頭価格は154,000円。

直下型LEDを採用した27インチ4Kゲーミング液晶ディスプレイ

 INZONE M9はノングレアタイプの27インチIPSパネル(3,840×2,160ドット)を採用したディスプレイ。同社の新しいゲーミングブランド「INZONE」の製品で、最高リフレッシュレート144Hz(DisplayPort接続時)や応答時間1ms(GTG)といったスペックを実現している。

 LEDバックライトを液晶パネル下に配置し、ブロック単位で制御する「直下型LED部分駆動」技術が採用されている。これにより、きめ細かな明暗描写が可能になり、暗いシーンでも奥行きや微妙なディテールまで美しく表現するという。

 可変リフレッシュレート技術のAdaptive-Sync、G-SYNC Compatible、Variable Refresh Rateに対応。PCだけでなくPS5(PlayStation 5)でも、チラつき(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)を軽減するとしている。

 PS5との連携機能も特徴で、PS5の「HDR調整」を自動で最適化する「オートHDRトーンマッピング」、画質モード自動で切り替える「コンテンツ連動画質モード」が搭載されている。後者では、PS5を接続するとゲームに最適な「ゲーム1モード」になり、PS5で映画を観る際には「シネマモード」に切り替わるという。

 他にも、ゲーム向け機能として、明るさやコントラストなどを調整し敵を見付けやすくする画質モード「FPSゲームモード」、白飛びを軽減しつつ暗い部分の視認性を高める「ブラックイコライザー」が用意されている。

 また、「オートKVMスイッチ」に対応しており、ディスプレイにPCを2台接続し、キーボードやマウスなどのUSBデバイスを2台で共有できる。

 本体には、机上スペースを面で占有しない「三脚式スタンド」が採用。脚と脚の間にキーボードを置くなど、自由にレイアウトできるとしている。スタンドの調節機能は高さ(70mm)、チルト(0~20度)。

 上記以外のスペックは、表示色数が10.7億、色域がDCI-P3カバー率95%以上、ピーク輝度が600cd/平方メートル(DisplayHDR 600)、ダイナミックコントラスト比が80,000:1、視野角(水平/垂直)が178度。

 入出力端子はDisplayPort 1.4×1、HDMI 2.1×2、USB Type-C×1(DP Alt Mode、アップストリーム)、USB Type-B×1(アップストリーム)、USB Type-A×3(ダウンストリーム)、3.5mmヘッドホン×1。スピーカーも装備する(2W×2)。

 スタンドを含む外形寸法(幅×高さ×奥行き)は約61.5×47.9×24.8cm、質量は約6.8kg。VESAマウントに対応する(ネジ穴ピッチ100×100mm)。

[取材協力:ツクモパソコン本店IIソフマップAKIBA パソコン・デジタル館]