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エアフローの“極み”を目指した大型ケースやブレード交換に対応したファンなど、今年のThermaltakeは意欲作が多数!

2023年Thermaltake新製品発表会レポート

CTE C750 Air

 Thermaltakeが4月1日(土)、秋葉原にて「2023年 Thermaltake新製品発表会」を開催。

 発表会では2023年内に発売予定の新製品が多数展示され、製品プレゼンテーションやストリーマーを招いてのゲームイベントなども行われました。

3面吸気で全てを冷やすエアフローを実現したケース「CTE C750」

 今回最も大きく目を引いていた新製品が、E-ATX対応大型PCケースの「CTE C750」シリーズ。CTE C750 AirとCTE C750 TGの2モデルが用意され、フロントパネルの強化ガラスの有無が異なるとのこと。

 同社の「CTE(Centralized Thermal Efficiency)」フォームファクタに基づいた設計が特徴で、最大14台のファンを搭載できるという冷却特化モデル。マザーボードを90度回転させて搭載する構造により煙突効果が得られるほか、電源部とメインパーツを分離したデュアルチャンバー構造も採用。「3面吸気、すべてを冷やす」、「 極みを目指す極冷エアフロー」とキャッチコピーも添えられていました。

左サイド
トップ
トップには映像出力端子のためのクリアランスも確保されている
トップ内部

 水冷PC MODなどでお馴染みの門馬ファビオ氏によるデモ機は、フロントとリアに140mmファン×3、トップに140mm×2、ボトムとサイドに120mm×3+ラジエーターを配置した構成となっていました。

 ボトムとサイドにラジエーターを配置した関係上、煙突効果を発揮させるにはファン回転数の調整が必要であったものの、本格水冷環境でもエアフローを最適化することが可能たったとのこと。

 発売は夏頃の予定で、想定販売価格は3万円前後とのこと。ケースサイズは565.2×327×599.2mm。

リア
電源上にケーブルポートが用意されている
右サイド内部
C750 TG ARGBではフロントパネルが強化ガラス仕様に
エアフローが考慮されているためマザーボード温度も低め
「極みを目指す極冷エアフロー設計」
門馬ファビオ氏

 また、同じくCTEフォームファクタ採用で一回り小さな「C700 Air」も投入予定とのこと。

ファンブレードを通り外し可能なケースファン「SWAFAN」シリーズ

 会場ではPCケースのほか、ケースファンの新製品も展示。

 「SWAFAN 12/14 RGB」シリーズは、アドレサブルRGB対応の120mm/140mmケースファン。

 最大の特徴がファンブレードを取り外し可能な設計で、ブレード方向が逆向きのファンブレードが付属しており、交換することでエアフローの向きを任意に変更できる設計となっています。潤滑油も付属しており、メンテナンス性にも優れているとのこと。

 発売は夏前予定で、3個セットでの販売になる見込みです。

 「SWAFAN EX12/14 RGB」シリーズは、同じくファンブレードの取り外しが可能なケースファン。逆回転ブレードも付属します。

 こちらはファン同士でケーブルレス連結が可能な設計が特徴で、ポゴピンとマグネットにより、RGB LEDを含めケーブルレスで連結が可能となっています。

新型のATX 3.0準拠のATX電源や国内限定版モデルも

 会場にはATX 3.0準拠で12VHPWR対応の80PLUS GOLD認証電源「TOUGHPOWER GF3」シリーズや、同80PLUS Platinum認証取得の「TOUGHPOWER PF3」シリーズも展示。

 80PLUS Gold認証の「TOUGHPOWER GF/GF PLUS」シリーズや、80PLUS Platinum認証の「TOUGHPOWER 1500W」も国内限定モデルとして発売予定。日本語パッケージでより分かりやすい製品になっているとのこと。

プロのストリーマーと遊べるゲームイベントも開催

 関係者向け発表会のあとには、門馬ファビオ氏によるC750 Air解説や、Creatives所属ストリーマーとの「Apex Legends」プレイイベントなど、一般来場者向けのイベントも開催。

 多くの来場者が集ったイベントとなっていました。