Digital DevicesのTVチューナーカード「Max M4 4x」など3製品が国内販売、あの“PT3”と同様にパワーユーザー向け

　パワーユーザー向けで「低ドロップ率世界最高峰」という独Digital Devices製PCIeチューナーカードの販売をゴッパ合同会社が開始した。オンラインのみの販売で、店頭販売は無し。

　ラインアップは「Max M4 4xマルチバンドチューナーTVカード」（以下「Max M4 4x」と記述）、「Max SX8 BasicマルチバンドチューナーTVカード」、「Max SX8 Pro マルチバンドチューナーTVカード」の3製品。価格は順に46,750円、55,000円、71,500円。

　なお、Digital Devicesは上記モデルのほかに、「マルチチャンネル TVチューナー（8ch）Max M8」も用意している。ゴッパによると、年内発売を目標に開発を進めているという。

　これらはTV用チューナーを搭載したPCIe接続カード。同社Webサイトの製品サポートページによれば、放送波を復調する能力のみを持ち、「暗号化されている放送波、本製品で放送を視聴することはできません」（原文のまま）とされている。

　また、「パワーユーザー向けマルチチャンネルTVチューナーボード」と謳っており、ドライバ・ソフトウェア、B-CASカードなどが同梱されず、また使い方や設定方法はサポート対象外としている。なお、同社WebサイトからWindows用ドライバやLinuxでのインストール手順にアクセスできる。

　一方、製品の能力について「低ドロップ率世界最高峰のスペック」を持つとしており、「衛星、ケーブル、または地上波受信のための多目的なソリューション」（Max M4 4xの製品情報より）と訴求している。

　似た様なコンセプトの製品は2012年に発売されたアースソフトの「PT3」などがあるが、PT3はすでに生産完了となっており、入手は非常に難しくなっている。