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「Raspberry Pi 5」発表。処理速度は前世代の2倍以上、PCIeも搭載
2023年9月29日 00:05
新しいシングルボードコンピュータ「Raspberry Pi 5」を発売することをイギリスのRaspberry Pi財団が9月28日（現地時間）付けで発表した。発売時期は10月末。ケイエスワイは、時期未定だが日本向けモデルを販売するとしている。
Raspberry Pi 5は、Broadcom製16nmアプリケーションプロセッサーのBCM2712（2.4GHz quad-core 64-bit Arm Cortex-A76 CPU）を搭載したシングルボードコンピュータ。イギリス・ケンブリッジの自組織内で設計されたシリコンを、Raspberry Piとして初めて搭載したといい、前世代の2倍以上の速度を持つという。
目玉の追加機能として、PCIe 2.0インターフェイスが挙げられている。高速の周辺機器をサポートするために追加されたもので、16ピンの0.5mmピッチFPCコネクタとしてボードに装備されているとのこと。
このほか、デュアルバンドWi-Fi（802.11ac）、Bluetooth 5.0、microSDカードスロット、USB 3.0ポート、USB 2.0ポート、Gigabit Ethernet（PoE+サポート）、Raspberry Pi標準40ピンヘッダなどが装備。電源（5V/5A DC）はUSB-C経由で供給する。
ケイエスワイは、同社が運営するRaspberry Pi正規代理店の「Raspberry Pi Shop by KSY」において、Raspberry Pi 5の日本向けモデルを初回生産分より取り扱い販売するとしている。
ただし、Raspberry Pi 5は無線機能を有しているため、日本国内での販売は技術基準適合証明（技適マークの取得）などを経た後となるとのこと。価格、入荷時期、販売スケジュールは未定で、新たな情報が入手でき次第、通知するという。
