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“沸騰冷却”MOD PCの展示スタート、20日まで

 沸騰冷却を採用したMOD PCが、20日(月)までの期間限定でオリオスペックにて展示中。

 同PCは「のよすけ」氏作のMOD PC。沸点が水よりも低い3M製フッ素系溶剤「Novec 7300」をクーラントとして採用、CPUの熱で沸騰させることで冷却するという仕組み。気化した溶剤はラジエーターで冷却されて液体に戻る構造で、ポンプレスでの循環を実現しているとのこと。

 一般的な水冷PCと異なり、クーラント循環用のポンプが非搭載となっている代わりに、沸点を下げるための真空ポンプを搭載しており、ループ内部は負圧状態になっているという。

真空ポンプ
ループ内圧力計

 搭載CPUはRyzen 7 7700、マザーボードはGIGABYTE A620I-AX。ケースや水枕などは自作で、ヘッダーの動きが見えるシースルー仕様に改造されたSeagate製BarraCuda HDDも搭載する。

“1Lで数万円”という「Novec 7300」
シースルーHDD

 大型ラジエーターを2基搭載しており、60W程度の冷却性能があるのだとか。興味のある方はチェックしてみては如何だろうか。

沸騰冷却+シースルーHDD PV

[取材協力:オリオスペック]