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MSIがノートPC発売20周年記念イベントを開催、ウルトラハイエンドから歴史を感じるデザインのモデルまで実機を展示

 MSIがノートPC発売20周年を記念したイベント「MSIノートPC 20周年記念イベント」を開催。場所は秋葉原の「LIFORK 秋葉原II」。

 会場には歴代の特長的なモデルが展示されたほか、ゲストを招いてMSI製ノートPCの歴史を振り返るトークセッションなどを実施。多くの人が訪れ賑わっていました。

会場の「LIFORK 秋葉原II」。
トークセッションには多くの人が訪れていました。

MSI製ノートPCの歴史を実機で振り返る、歴代モデルを展示

 イベントのメイン展示となっていたのが、MSIの歴代ノートPCが並べられたエリア。当時のトレンドに合わせ設計されたモデルや、意欲作など、現存するモデルの中から個性的なモデルを展示。

 以前からMSIのノートPCに触れていた人であれば、当時を思い出して懐かしい気持ちになったのではないでしょうか。

2007年発売「GX610」
ゲーミングノート黎明期のモデルの一つ(当時はゲーミングノートといった名称はまだ無かったとはず……)。CPUはAMD Turion64 X2、GPUはATI(現AMD) Mobility Radeon HD 2600。
2009年発売「CR500」
CPUにIntel Celeron T3300、GPUにNVIDIA GeForce 8200M Gを搭載。当時としては、15.6インチで厚さ3cm/重量約2.5kgは薄型軽量モデルでした。
2012年発売「GT70 20D」
CPUはCore i7-4700MQ、GPUはGeForce GTX 780Mを搭載。この時代のモデルになると、今のゲーミングノートの先祖っぽさを感じられる部分もあります。
2013年発売「S20」
スライド収納式のキーボードを搭載する2in1 PC。この時代はタブレットとしても使えるPCが注目され、複数のメーカーが2in1タイプのPCを投入しています。搭載CPUはPentium 3558U。
2015年発売「GT80 2QE TITAN SLI」
GeForce GTX 980Mを2基搭載したウルトラハイエンドゲーミングノート。並のデスクトップPCでは叶わない性能で、当時は性能と価格の両方にかなり驚かされた記憶があります。CPUはCore i7-4720HQ。
2016年発売「GE62VR 6RF APACHE PRO」
今現在のMSI製ゲーミングPCの原型ともいえるようなデザインのモデル。CPUはCore i7-6700HQ、GPUはGeForce GTX 1060。この辺りでMSIのゲーミングノートの方向性は固まった感があります。
2016年発売「VR ONE」
VRブーム初期には背負って使えるPCが複数メーカーから投入されていました。MSIはCore i7-7820HKにGeForce GTX 1070を組み合わせたモデルを発売。背負って使えるPCは、ノートPCのノウハウがかなり活かされたと当時話を聞いた記憶があります。
2018年発売「GS65 STEALTH」
ゲーム用GPU搭載にも関わらず、厚さ2cm未満の薄型ゲーミングPC。当時は、高性能GPU搭載のゲーミングノートでここまで薄いモデルはほぼなく、あこがれの1台でした。CPUはCore i7-8750H、GPUはGeForce RTX 2070 Max-Q Design。

 MSI製ノートPCの歴史は動画でも紹介。会場では、2004年の事業スタート時から、製造工場紹介なども含めた現在の様子までを解説した動画が流されていました。

動画では、2004年の最初期モデルからMSI製ノートPCを紹介。
向上の様子なども動画で紹介されていました。

 また、会場には歴代モデルの他に、現行モデルの展示や、ゲームが遊べる状態のデモ機なども用意。

 ゲームが遊べる展示機は、ポータブルゲーミングPCのClaw A1Mをゲームセンター筐体風の展示台に固定し、「GUILTY GEAR -STRIVE」と「ぷよぷよテトリス2」がプレイ可能に。PC本体だけでなく、素材別の天板や、ハイエンドモデルに搭載されているクーラー、ノベルティなども展示されていました。

GUILTY GEAR -STRIVEのプレイデモ。
ぷよぷよテトリス2のプレイデモ。
ゲームセンター筐体風の展示台。
設置されていたのはClaw A1M。
マグネシウム合金、アルミニウム、プラスチックの素材の違いを触って確かめられる展示も。
ハイエンドモデルに搭載されている内蔵クーラー。
ドラゴンのフィギュア。
会場でSNSにイベントの様子を投稿するともらえたプリングルス。
20周年を記念したガイドブックも展示。
会場には年代ごとに投入されたモデルを振り返るパネルも。

20周年記念の限定パッケージモデルを発売、Mercedes-AMGコラボモデルの新型も8月発売予定

 会場にはノートPC発売20周年を記念して用意された限定パッケージも2モデル展示されていました。

 1モデル目は、Raider 18 HX A14Vに、バックパック、ゲーミングマウス、マウスパッド、ヘッドセット、ラッキー君キーホルダーがセットになったモデル。ゲーミングノートは、このほかにバックパック、ゲーミングマウス、マウスパッド、ラッキー君キーホルダーがセットになったSword 17 HX B14VとSword 16 HX B14Vも記念パッケージが発売されています。

Raider 18 HX A14Vの20周年限定パッケージ

 2モデル目は、Sumit E13 AI Evo A1Mに、スリーブケース、無線マウス、USB Type-C接続有線LANアダプタがセットになったモデル。ビジネスノートでは、Prestige 16 AI Studio B1Vもスリーブケース、無線マウス、USB Type-C接続有線LANアダプタがセットになった記念パッケージが発売されています。

Sumit E13 AI Evo A1Mの20周年限定パッケージ

 これらの他に、8月に発売が予定されているMercedes-AMGとのコラボレーションモデルの新型も展示。昨年発売されたモデルからデザインなどもブラッシュアップされたモデルで、スペックもより豪華に。

 Mercedes-AMGのロゴが入ったゲーミングマウスやマウスパッド、スリーブケースなど、特別仕様のアイテムも付属。購入者には抽選でレーシングカーのミニチュア模型もプレゼントされるとのことでした。

8月に発売予定のMercedes-AMG×MSIコラボレーションの新モデル。

MSIノートPCの20年を振り返るステージイベントも実施

 ステージではゲストに清水貴裕氏、伊石真由さん、田森就太氏、すずらさんを招いてのMSI製ノートの歴史を振り返るトークセッションも実施されていました。年代ごとに特徴的なモデルの紹介が行なわれたほか、MSI製ノートPCの特徴なども紹介。ハードウェアのマニアックな話になると、清水氏がついつい早口で話しすぎてしまう場面も。

 トークセッションの最後にはじゃんけん大会も行われ、会場は多くの来場者で賑わっていました。

MSIスペシャルアドバイザー/プロオーバークロッカーの清水貴裕氏。
声優/役者/イベントキャスターの伊石真由さん。
GHS Professional ストリーマー部門所属の田森就太氏。
コスプレイヤー すずらさん。