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GeForce GTX 650 Ti BOOSTが発売

 ブースト機能のサポートやメモリインターフェイスの強化などがなされたGeForceシリーズの新たなミドルレンジ「GeForce GTX 650 Ti BOOST」が登場、初の搭載カード「GF PGTX650TI/2GD5 BOOST」がGALAXYから発売された。実売価格は22,500円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

GTX 660とGTX 650 Tiの中間モデル

 GTX 650 Ti BOOSTは、GeForceシリーズのグレードとしてはGTX 660とGTX 650 Tiの中間に位置するモデル。

 下位のGTX 650 Tiにはなかった自動オーバークロック機能のGPU Boostや、SLIをサポートするほか、上位のGTX 660と同じ24基のROPユニット、192bitのGDDR5メモリインターフェイスなどを備える。CUDAコア数768、テクスチャユニット数64といったスペックはGTX 650 Tiと同じ。

 クロックもGTX 660と同等。GPUクロックは通常980MHz、ブースト時1,033MHz、メモリクロックは6,008MHzとなっている。

 性能指標値は、テクスチャフィルレート627億/sを公称する。なお、GTX 660は784億/s、GTX 650 Tiは592億/s。

 搭載カードの最大消費電力は134W、必要な最小電源容量は450W。外部電源端子は6ピン×1。

 GF PGTX650TI/2GD5 BOOSTは、そのGTX 650 Ti BOOSTと2GBのGDDR5メモリを搭載したビデオカード。クロックは公式スペックと同じ。

 リファレンスカードでは、基板より長い大型のGPUクーラーが搭載されているが、この製品ではほぼカード内に収まるシンプルなクーラーが採用されている。カードの厚さは2スロット分。

 映像端子はHDMI、DVI、VGAを装備。外部電源端子は6ピン×1。

[撮影協力:BUY MORE秋葉原本店]

GALAXY Microsystems GeForce GTX 650 Ti BOOST