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ノートPC向けのビデオカード増設BOXが販売中

テスト向けで帯域幅はx1に制限

 ノートPC用の拡張カード外付けキットの新製品が久々に登場、Bplusの「PE4H-EC060A V3.2」がオリオスペックで販売中だ。ビデオカードの装着も可能だが、帯域幅はx1に制限される。「テスト用製品」ともうたわれているので要注意だ。実売価格は23,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

ExpressCard/34接続で、帯域幅の制限あり

 PE4H-EC060A V3.2は、デスクトップPC用のPCI Express 2.0 x16カードを、ノートPCのExpressCard/34スロットで使用できるようにする変換キット。PCIeカードを収納するアルミ製ボックスと、延長ケーブルが付いたExpressCard/34カードとで構成されている。

 ボックスには拡張スロットが1基用意されており、最大で長さ30cm、2スロット厚のカードが装着できる。大型ファンが表面、裏面に各1基、小型ファンが側面(拡張スロットの反対側)に3基搭載されており、同社は「放熱対策も万全」としている。

 このほか、別途用意したATX電源(24ピンコネクタ)や120W ACアダプタを接続することで、消費電力の大きいカードにも対応できるという。

 同社のWebサイトでは、ビデオカードの搭載例も紹介されている。ただし、外部電源コネクタの位置に制限があり、カードを表面から見た場合で、電源コネクタが右側にあるタイプは装着できるが、上側にあるタイプは装着できない。

 また、ノートPC側の帯域幅はx1(5Gbps)に制限されるため、「PCIe x16ビデオカードでは十分なメモリリソースが割り当てられないため、ノートPCでは動作しない場合がある」とされている。

 なお、製品情報では「テスト用であり、一般的に使うための製品ではない」ともうたわれている。

 対応OSはWindows 8/7(32bit/64bit対応)。

[撮影協力:オリオスペック]

Bplus PE4H-EC060A V3.2