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イラスト向けのiPad用スタイラスが便利に改良、手をつきながら描画OK

筆圧も256段階→2,048段階に

 iPad向けの筆圧対応スタイラス「Jot Touch」の上位モデルが登場、2,048段階の筆圧レベルに対応した「Jot Touch 4」がプリンストンから発売された。画面を手のひらで押さえたまま描けるのも特徴。

 実売価格は9,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

手をつきながらペン入れ可能

 Jot Touch 4は、iPadでイラストなどを描くことを想定して設計されたワイヤレスタイプのスタイラス。メーカーは米Adonit。

 2012年8月に登場した前モデルのJot Touchからの進化点としては、2,048段階の筆圧レベルと、Bluetooth 4.0に対応したことが挙げられる。

 筆圧レベルの向上については、プリンストンは「ペン先に加えられる微妙な筆圧を感知し、細やかな描き心地を実現した」とアピール。また、Bluetooth 4.0対応については、省電力性が向上したことで、1回の充電で約100時間の使用、約90日間の待受ができるという(従来は12時間/240時間)。

 また、画面が手に触れても入力として検知するのを防ぐ「パームリジェクション機能」も搭載。これにより、紙のように画面を手のひらで押さえたまま、スタイラスで描くことが可能になった。

 ただし、パームリジェクション機能は、Adonit SDKを搭載したJot Touch対応アプリでのみ動作。また、誤動作を防ぐため、iOSのマルチタスク用ジェスチャ機能はオフにすることが推奨されている。

 グリップ部にショートカット機能用ボタン(Jot Touch対応アプリのみで動作)を備える点や、先端に透明ディスクを備える点は従来同様。透明ディスクにはダンパー機能が搭載されており、これにより描画時の静粛性を高めたほか、「紙に描いているような自然な描き心地が得られる」(プリンストン)という。

 対応機種は第4世代/第3世代iPad、iPad mini。本体サイズは太さ11×長さ141mm。電源は内蔵リチウムポリマーバッテリーで、連続使用可能時間は約100時間、連続待受可能時間は約90日。付属品は交換用ディスク、USB充電ドック、保護キャップなど。

[撮影協力:パソコンハウス東映]

Princeton Jot Touch 4