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USBキーボードをBluetooth化、スマホでも使える切替器が登場

マウスもOK、Android/iOS両対応

 USBキーボード/マウスをBluetooth接続に変換、USB接続と合わせて3デバイスで共有できるAtenの切り替え器「CS533」が発売された。

 Bluetooth接続ではAndroidスマートフォンやタブレット、iOSデバイス、さらにはPCでも利用可能。応用範囲の広い、ユニークなデバイスと言えそうだ。

 実売価格は8,400円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

Android/iOSデバイスの双方に対応もちろんホットキーで切り替えOK

 この製品は、1組のUSBキーボード・マウスを接続し、USB経由でPCと、Bluetooth経由でスマートフォン/タブレットなどと接続、それぞれ切り替えられるという切替器。

 本体はスマートフォン用クレードルのようなデザインで、手前のスタンドにはスマートフォンなどを置いておける。背面には、キーボード/マウス用のUSBポート(2基)と、PCへ接続するUSBケーブルを備える。

 本体-スマートフォン間の接続にはBluetooth 2.1(Class 2)を採用。USB接続されたキーボードとマウスがHIDプロファイルのBluetoothデバイスに変換され、端末からの接続が可能になるという仕組み。キーボード/マウスについては有線のほか、ワイヤレスタイプ(Bluetoothを除く)も利用できるという。

 デバイス間の切り替えはホットキーで操作でき、本体前面のLEDで接続機器を確認可能。Bluetoothについては、切り替えごとに切断せず、すぐに入力できる「Seamless Switching Mode」も用意されている。

 また、PC用キーボードでMac/Sun用キーボードの特殊キー入力を行なったり、Mac/Sun用キーボードを接続したりすることが可能とのこと。ホットキー操作で、キーボードマッピングを「QWERTY」「Mac」「iPad/iPhone」の3タイプに設定することもできるという。なお、マウスについては「iOSや一部のデバイスでは動作しない」(パッケージ)とされている。

 ちなみにBluetooth接続は、主にスマートフォンやタブレット、PCなどを組み合わせることが想定されているが、その仕組みから、その他のデバイスで利用できる可能性も考えられる。ただし、同社は「予期できない機器同士の相性問題が発生する可能性がある」などとしているので要注意。

 本体サイズは幅78×高さ24.6×奥行き92mm、重量は112g。電源はUSB経由でPCから供給されるが、別売アダプタでUSBバスパワーを供給すればPCなしでも利用可能。また、PCをシャットダウンしても、ペアリング状態は本体に記憶されるとのこと。

[撮影協力:パソコンハウス東映]

Aten CS533