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無線LAN接続のBDドライブがパイオニアから、好きな場所に設置可能

 無線LAN経由でアクセスできるパイオニア製ポータブルBDドライブ「BDR-WFS05J」が発売された。BDドライブをPCから離れた場所に設置することができ、レイアウトが自由になるのがポイントだ。

 実売価格は24,480円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

USB 3.0接続のドライブと、無線LAN対応の専用ドックのセット製品

 BDR-WFS05JはスロットインタイプのBD/DVD/CD書き込み対応ドライブ。PCとの接続インターフェイスとして、USB 3.0のほかに無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n、2.4GHz/5GHz)が搭載されているのが特徴だ。

 製品は、ドライブ本体と無線LAN機能を持つ専用ドックとで構成。ドライブはドックに立てて設置、接続できるほか、横置きにしてUSBケーブルでドックと接続することもできる。

 無線LANでの接続モードは「アクセスポイントモード」「ステーションモード」の2種類。モードは本体底面のスイッチで切り替える。

 前者は、無線LANルータなどを介さずにPCとドックとを1対1で接続するもの。ドライブの使用中はインターネットなどへアクセスできなくなるが、実効70Mbpsの高速データ伝送が実現できるという。

 後者では、無線LANルータを介して接続するため、ドライブを使用しながらインターネットなどへのアクセスも可能だが、実効速度は35Mbpsになるとしている。

 手持ちの無線LAN環境によって実行速度が変化する点にも注意が必要。アクセスポイントモードで実効70Mbpsが実現できるのは、理論値300Mbps(IEEE 802.11n、40MHz帯使用時)の環境の場合で、理論値144Mbps(11n、20MHz時)環境では実効50Mbps、理論値54Mbps(11a)環境では実効20Mbpsになるという。

 そして、BDコンテンツ(2D)が再生できるのは実効70Mbpsの場合のみで、それ未満ではDVDのみ再生可能とされている。

 なお、無線で使用する場合も、最初に接続ユーティリティなどをインストールする際にUSB接続する必要がある。

 ドライブには、音楽CDの読み取り精度を高める「PURE READ2+」や、動作音を抑える「アドバンスド静音ファームウェア」などの機能も搭載。BD/DVD再生ソフト「PowerDVD10」や、映像編集ソフト「PowerDirector 10」なども付属する。

 ドライブは、本体サイズが幅135×高さ20.3×奥行き135mm、重量が330gで、4MBのバッファを搭載する。ドックの本体サイズは幅118×高さ35×奥行き142mm、質量は200g。

 対応OSはWindows 8/7/Vista/XPで、後日ファームウェアのアップデートによりMac OSにも対応するとしている。付属品はACアダプタ、USB 2.0ケーブル、ソフトウェア収録ディスクなど。USB 3.0ケーブルは付属しない。

[撮影協力:BUY MORE秋葉原本店]

パイオニア BDR-WFS05J