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湾曲ディスプレイの「GALAXY Round」販売中、意外に便利?

海外モデルの中古品

 湾曲ディスプレイを搭載したSamsung製スマートフォン「GALAXY ROUND(SM-G910S)」がイオシス アキバ中央通店で販売中だ。

 湾曲ディスプレイのスマートフォンはLG 「G Flex」が既に直輸入で販売されているが、この製品は湾曲の向きが違う。上下方向に反っていたG Flexと違い、左右方向に反っており、大画面にも関わらず持ちやすい印象がある。

 ただし、今回販売されているのは海外モデルの中古品で、在庫は1個のみ。日本国内での公式な発売予定はアナウンスされておらず、同店でも「新品の入荷時期は未定」としている。

 同店の実売価格は99,800円。

湾曲は左右方向、持ちやすさが印象的

右はLGのG Flex。湾曲方向が違う

 GALAXY ROUNDは、クアッドコアプロセッサのSnapdragon 800 MSM8974(2.3GHz)や5.7インチディスプレイ(1,920×1,080ドット)、Android 4.3を搭載したスマートフォン。メモリ容量は3GB、ストレージ容量は32GB。

 ディスプレイには、滑らかに曲がった「Flexible AMOLED」が採用。これにより、本体も短辺が弓形に反るというユニークなデザインが実現されている。実際に手にとってみると、滑らかにカーブしたバックパネルが手にフィットし、なかなか持ちやすい印象だ。

 また、曲面を活かしたユニークな機能も搭載。本体をテーブルなどの平面に置き、左右の長辺側を軽く押すと、スリープから一時復帰してディスプレイが点灯、時計やバッテリー残量などが見られるほか、音楽再生中はトラックを進めたり戻したりといった操作も可能という。

 ちなみに、湾曲ディスプレイを採用したスマートフォンについては、先々週登場したLGの「G Flex」もある。こちらは、本体の長辺が弓形に反るというデザインで、横向きで動画を観る際、ディスプレイの湾曲によりビューアングルが広がるというメリットが謳われていた。

 本体サイズは151.1×79.6×7.9mm、重量は154g。主な搭載機能・インターフェイスは無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0、microSDカードスロット(最大64GB)、リアカメラ(1,300万画素)、フロントカメラ(200万画素)、GPS、NFC。

 対応通信規格は、同社の韓国語サイトの製品情報ではLTE-A 850/1,800MHz、WCDMA 850/1,900/2,100MHz、GSM 900/1,800/1,900MHzとなっている。

 なお、現時点ではGALAXY ROUNDは韓国のみに向けて発表されており(韓国での発売は2013年10月)、日本などでの発売については不明。

[撮影協力:イオシス アキバ中央通店]

SAMSUNG GALAXY ROUND