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新世代のDDR4メモリがついに発売、8GB×2枚で実売3.6万円

端子の形状が大きく変化、SanMax製

 新世代のDDR4メモリがついに店頭に登場、パソコンショップ アークがSanMax製デスクトップPC用モジュールの販売を開始した。店頭価格(税込)は、8GBモジュールの2枚セット「SMD4-U16G28H-21P-D」が税込35,980円、8GBモジュールの4枚セット「SMD4-U32G28H-21P-Q」が税込69,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

Intel X99チップセットで採用が予定される新規格、端子の一部が傾斜

店頭POP
SK Hynix製チップを搭載
端子の一部が傾斜
壁面とコネクタの間に一部隙間ができている
DDR3メモリ(写真下)との比較
製品仕様

 デスクトップPC用のDDR3メモリが店頭に登場したのは2007年4月のことで、それから7年でようやく世代が1つ進んだ形。現時点では対応マザーがないため、DDR3メモリが現役であることは変わらないが、新たな世代のDDR4メモリが一般向け製品として登場したのは大きなトピックだ。

 なお、DDR4メモリは、次期ハイエンドチップセットであるIntel X99 Expressでサポートされる。今年のCOMPUTEX TAIPEIでは、Intel X99チップと、DDR4メモリ対応のDIMMスロットを搭載したマザーが多く展示されたほか、ADATAによるDDR4メモリの動作デモも披露された。

 今回発売されたSanMax製DDR4メモリはJEDEC準拠のモジュール。基板サイズはDDR3メモリとほぼ同じだが、ピン数はDDR3の240ピンから288ピンに増えている。

 最大の特徴は端子の形状で、従来のメモリは定規のように端子部分が一直線に伸びていたが、DDR4メモリは端子の一部が傾斜しており、緩やかな丘のように角度のある形状となっている。

 その他のスペックは、対応規格がDDR4-2133(PC4-17066)、レイテンシが15-15-15-50(CL-tRDC-tRP-tRC)、動作電圧が1.2V。搭載メモリチップはSK Hynix製という。

[撮影協力:パソコンショップ アーク]

SanMax SMD4-U16G28H-21P-D