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「GALLERIA」PCが5年ぶりの完全リニューアル、ピラーレス/Threadripper搭載モデル/VTuberコラボなど一挙投入

 株式会社サードウェーブは18日(木)、同社のハイパフォーマンスPCブランド「GALLERIA」の新シリーズを発表した。

 5年ぶりとなるブランドの刷新とともに、筐体が完全リニューアル。シリーズラインナップは最上位の「Sシリーズ」、スタンダードの「Xシリーズ」、スタイル重視の「Fシリーズ」、協業パートナーとのコラボモデルカテゴリ「GALLERIA Special Line」で、コンパクトな「Eシリーズ」も2026年春の投入を予定する。

GALLERIA Sシリーズ

 Sシリーズは、GALLERIA最上位に位置づけられた新シリーズで、「性能・冷却・造形美すべてを極めた」というフルタワーサイズのフラッグシップシリーズ。

 GeForce RTX 5090といった大型ビデオカードも搭載可能な設計で、クリエイティブワークやAI、ゲーム開発、3DCGといった高性能が必要なユースケースもカバーするとしている。

 Core UltraやRyzen 9といったハイエンドCPUのみならず、Ryzen Threadripper搭載モデルも投入予定で、没入感を高めるLEDファンを搭載したモデルのほか、Noctuaファンを標準搭載した静音性・耐久性重視のモデルも用意される。

GALLERIA Xシリーズ

 Xシリーズは、従来のGALLERIA PCを継ぐコアシリーズ。曲線を配したフロントパネル設計や、ラインスプレッドLEDなどが特徴。

フロントI/O
クリエイター向けモデル

 本体はATXモデルとmicroATXモデルの2サイズ展開で、LEDを廃しフロントパネルロゴもシンプルなクリエイター向けモデルも用意される。

 いずれのモデルも従来モデルから空気流入面積が2.5倍に拡張されたフロントエアインテーク設計を備え、メンテナンス性に優れたフィルターシステム(フロント/トップ/ボトム)も搭載されている。

GALLERIA Fシリーズ

 Fシリーズは、「自分らしさを映すステージ」がコンセプトというピラーレス設計筐体が特徴のシリーズ。

 オリジナルの2面ピラーレスケースで、電源を下部に配置することでスリムな幅を実現。標準でインフィニティミラーRGBファンを搭載し、ケース上部のボタンからLEDカラーを任意に変更できる。LEDは消灯およびマザーボードからの制御にも対応する。

 Xシリーズ同様にATXモデルとmicroATXモデルの2サイズ展開で、搭載パーツのカラーをケースカラー(ブラック/ホワイト)に統一した「カラーリングモデル」も用意されている。

カラーリングモデル
マザーボード上のコネクタも色が統一された特別仕様

GALLERIA Eシリーズ

 Eシリーズは、Mini-ITXベースのスモールフォームファクターを採用した、コンパクトなサイズが特徴のシリーズ。2026年春頃の発売が予定されている。

 担当者によれば、「現状はケースサイズなどが決まった段階で、内部の構成などはこれから詰めていく」とのことだが、自作PC市場では知名度の高まりつつあるSFFケースも、一般のゲーマーやPCユーザー層には認知されていないということで、インテリアや住環境に調和するフォームファクタとして、GALLERIAを通じ訴求していきたいアピールされていた。

GALLERIA Special Line

渋谷ハルコラボモデル

 GALLERIA Special Line(GSL)は、ここまでのGALLERIA新シリーズとは異なり、協業パートナーとのコラボモデルなど、特別生産モデルの総称として新たに用意されたカテゴリ。

 既存のプロeスポーツチーム「Crazy Racoon」や、VTuberプロジェクト「ぶいすぽっ!」とのコラボモデル、ゲームの推奨/動作確認済みモデルなどが該当する。

 今回は、新たにVTuber「渋谷ハル」とのコラボモデルが発売。また、VTuber「葛葉」「猫麦とろろ」、イラストレーター「Nachoneko」、プロeスポーツチーム「REJECT」とのコラボモデルも順次発売予定となっている。

葛葉コラボモデル
Nachonekoコラボモデル
猫麦とろろコラボモデル
REJECTコラボモデル

発売記念キャンペーンも開催

 新シリーズ発売を記念し、ドスパラにて対象のGALLERIA PCを購入すると、豪華景品がもらえるというキャンペーンも開催されている。

[取材協力:ドスパラ秋葉原本店]