ニュース
mSATA-SSD×2枚でRAIDができる2.5"アダプタ登場、RAID 0/1対応
ただし3Gbpsまで
(2013/3/12 22:35)
2枚のmSATA-SSDを2.5インチベイに装着、RAID 0やRAID 1を構築できるユニークなアダプタ「R2021D」が発売された。ノーブランドのバルク品で、英語マニュアル等が付属している。
搭載するRAIDコントローラは3Gbps対応のJMicron JMB390だ。
実売価格は5,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
2.5インチサイズのmSATA-RAIDアダプタただしチップは3Gbpsまで
この製品は、2枚のmSATA-SSDを装着できる変換基板に、2.5インチベイマウンタを組み合わせたもの。
変換基板は片面にmSATA-SSDスロットを用意、長サイズのmSATA-SSDも搭載できる。もう片面には設定用ディップスイッチとJMicronのRAIDコントローラチップ「JMB390」がついており、ディップスイッチでRAID 0/1/JBOD/設定クリアなどを行うことになる。
また、付属の2.5インチベイマウンタはアルミ製。ネジ穴が厳密に2.5インチHDDに合わせてあるかは不明だが、マニュアルには「2.5" Alumium Housing」と明示されている。
ノートPCでもRAIDが組めるなど、なかなか面白そうな製品だが、気をつけたいのがJMB 390の対応規格がSerial ATA IIまでなこと。変換アダプタとしての公称速度は明示されていないが、チップの速度上、最高でも3Gbpsが速度の上限と思われる。「速度を求める」というよりは、RAID 1でデータの安全性を高める方向で使うべき製品と言えるだろう。
[撮影協力:テクノハウス東映]