ニュース

アドビ CS6のパッケージ版が生産終了、今後はクラウド版へ移行?

 グラフィック・ムービー・Web制作などに向けたアドビのソフトウェア群「Creative Suite 6」のWindows版・Mac版のパッケージ製品が生産終了したことが明らかになった。ソフマップ 秋葉原 本館は「店頭在庫限り」として購入を促している。

学生・教職員個人版やElementsファミリーなどは販売継続

Elementsファミリーなどは販売継続。
サブスクリプション版のチラシ。

 同店によれば、生産が終了したパッケージ製品は、「Photoshop CS6」や「Photoshop CS6 Extended」など、Creative Suite 6ファミリー 全製品の通常版とアップグレード版。「学生・教職員個人版」は対象外で、また「Photoshop Lightroom 4」や「Acrobatファミリー」「Elementsファミリー」は販売を継続するという。

 Creative Suite 6については、ソフマップのアップル製品専門店であるMacCollectionが、2日(土)にTwitter上で「パッケージ版は在庫限りの販売となる」「以降はCleative Cloudサブスクリプション版(クラウド版)を購入してほしい」などと告知していた。

 その時点では、Windows版については不明だったが、13日(水)にソフマップ 秋葉原 本館の店頭を確認したところ、Windows版も生産終了の対象であることが判明した。同店によれば「仕入れ先から生産終了のアナウンスがあった」という。

 今回の生産終了が、次期新製品の発表を控えてのものなのか、クラウド版へ完全移行するためのものなのかなど理由は不明。

 13日(水)時点では、アドビからの生産終了に関する告知はなく、公式オンラインショップ「アドビストア」でのパッケージ版の購入も可能な状態だ。

 店頭の在庫状況については、同店は「徐々に少なくなっている」とのこと。在庫がなくなった場合は「ソフマップ系列の他店舗にあれば、取り寄せて販売することも可能」としている。

[撮影協力:ソフマップ 秋葉原 本館]

アドビ Creative Suite 6