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東芝製SSDに新モデル、コントローラ/NANDとも東芝刻印

NANDは19nm製造

 東芝製SSDの新モデルが登場、同社製SSDを採用したCFDのパッケージ品「SSD S6TNHG5Qシリーズ」が発売された。

 実売価格は、128GBモデルが12,000円前後、256GBモデルが21,000円前後、512GBモデルが38,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。512GBモデルは売り切れショップがやや目立つ。

東芝製6Gbps SSDの最新モデルコントローラはMarvellベース?

コントローラ
NAND

 SSD S6TNHG5Qシリーズは、東芝製の6Gbps SATA SSD「HG5dシリーズ」の2.5インチ/7mm厚タイプを採用した製品。

 HG5dシリーズは、19nmプロセス製造のMLC NANDフラッシュと「高性能コントローラ」(東芝)を採用したSSDで、同社によれば、バッテリー用ベンチマークソフト「MobileMark 2007」において、0.1W以下の低消費電力を達成したという。

 搭載コントローラについては、ショップが分解したSSDを見たところ、チップ表面に「TOSHIBA」「MARVELL」という刻印があるのが確認できた。同店によれば「Marvellベースのコントローラと見られるが、詳細は不明」という。また、メモリチップは東芝製が搭載されていた。

 HG5dシリーズのラインナップは全4モデルで、今回発売された3モデルのほか60GBモデルがある。公称の性能値は、シーケンシャルリードは4モデルとも534MB/s、シーケンシャルライトは512GB/256GBが482MB/s、128GBが471MB/s、60GBが450MB/s。

 CFDの製品情報では、シーケンシャルリードは512GB/256GB/128GBとも530MB/s、シーケンシャルライトは512GBが500MB/s、256GB/128GBが490MB/sとされている。

 また、同社によれば、6Gbps SATA環境だけでなく3Gbps SATAでも高いパフォーマンスを発揮するという。本体サイズは100.4×69.85×7mm。3.5インチベイ用マウンタが付属する。

 なお、同社はCrystalDiskMarkの結果も掲載。それによれば、シーケンシャルリードが520.2MB/s、ライトが480.7MB/s、ランダム4Kリードが21.66MB/s、ライトが89.83MB/sなどといった結果だったという。

[撮影協力:ドスパラパーツ館BUY MORE秋葉原本店ツクモパソコン本店IITSUKUMO eX.]

CFD販売 S6TNHG5Q