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「144TBのNAS」を作れるNASキットが発売、HDD36台を接続可

 最大で144TBまで拡張できるという大容量ドライブ向きのSynology製NAS「DS3612xs」がオリオスペックで販売中だ。実売価格は308,800円。拡張ユニット「DX1211」の実売価格は135,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 同店では、HDD搭載済みの同店オリジナルモデルも販売されている。4TB HDDを12台搭載したモデルの価格は、「DS3612xsOLES4480」が848,800円、「DX1211-OLES4480」が675,800円。

1台48TB、拡張ユニット2台をつなげれば最大144TBに

 DS3612xsは、クロック3.1GHzのデュアルコアCPUや、容量2GBのDDR3 ECCメモリを搭載したビジネス用途向けのGigabit Ethernet対応NAS。

 前面に12基のホットスワップ対応ベイが装備されており、最大48TBのドライブが構築できる(4TB HDD×12)ほか、オプションの拡張ユニットを用いてドライブ容量を最大で144TBに増やせるのが特長だ。

 本体背面には、拡張ユニットと接続するためのInfiniBandポート(2基)が装備。拡張ユニットは2基まで接続できる。

 拡張ユニットにも12基のホットスワップ対応ベイが装備。ユニット1基あたり、最大48TB分のドライブが搭載できる。

※ なお、同社によれば、この製品で用いているInfiniBandケーブルは12Gbps SATA対応で、「拡張ユニットはDS3612xsの内部ドライブとして、遅延なく動作する」「最高のスループットを実現する」などと高速性をアピールしている。ケーブルは拡張ユニットに1本同梱されている。

 DS3612xsの本体サイズは310×300×340mm。背面にはGigabit Ethernet×4、USB 2.0×4などのインターフェイスや、2基の120mmファンが装備されている。対応RAIDレベルは0、1、5、6、10で、JBODや同社独自の「Synology Hybrid RAID」にも対応する。

 DX1211の本体サイズは270×300×340mm。背面には2基の120mmファンが装備されている。

 ちなみに、拡張ユニットは、今月上旬に登場した「DS2413+」にも接続が可能。DS2413+との組み合わせでは、最大96TBのドライブが構築できる。

[撮影協力:オリオスペック]

Synology DS3612xs