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3Dプリンタの実演デモが店頭で実施中
実売約33万円で納期は2~3日
(2013/6/25 12:30)
米Makerbotの3Dプリンタ「Replicator 2X」の動作デモと受注販売がラブロスダイレクトショップ(ブロックB3-[a3])で実施中だ。店頭に実機が置かれており、来店者が3Dデータを使って立体物を作成することができる。
ただし、作成できるのは同店が用意したデータでのみで、データを持ち込むことはできないとしている。
販売は、基本的には法人向けに行なっているとのこと。価格は324,800円で、納期は約2~3日後。法人向けの保守契約サポート(52,500円/年)も用意している。
簡単なものなら約15分で完成
Replicator 2Xは、3Dデータ(CADデータ)をもとにABS樹脂で立体物を作成するという機器。
この種の機器は、紙に写真などを印刷するのと同じように立体物が作成できることから「3Dプリンタ」の名称で呼ばれており、近年は個人でも購入できる十数万~数十万円クラスの製品が増えつつあることから注目のジャンルとなっている。
ちなみに、Replicator 2Xの国内販売は、IT関連機器販売のブルレーインク(米BRULEの日本支社)が行なっており、Replicator 2Xより安価な米3D Systemsの個人向け3Dプリンタ「Cube」も販売している(同社Webサイトでの直販価格は169,800円)。
Replicator 2Xは、線状に加工されたABS樹脂を溶かし、ノズルから0.1mm単位で射出、塗り重ねることで立体物を形成するという仕組み。ノズルは2基搭載されており、2色のABS樹脂を組み合わせて作成することも可能だ。
実際の操作は簡単で、3Dデータを保存したSDカードを本体に挿入し、作動ボタンを押すだけ。完成までにかかる時間は3Dデータにより異なるが、同店によれば「簡単なものなら約15分で完成する」という。店頭には、実際に約15分でできあがるというプレート状のキーホルダーなどのデータが用意されている。
なお、同店での販売に関しては、個人への販売も可能だが、初期不良対応(7日間)以外の保証はないとのこと。
また、同店では材料のABS樹脂も販売されている。価格は1kgあたり12,500円で、カラーは20種類以上用意しているという。
[撮影協力:ラブロスダイレクトショップ(ブロックB3-[a3])]