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早くもFX-9590超え?8コア全てを5GHz動作させたPCがデモ中

CPUはFX-8350、搭載PCの販売も検討中

8コア全てが5GHz超え

 FX-8350を5GHzで動作させるというオーバークロックデモがOVERCLOCK WORKSで実施中だ。全8コアが5GHzで動作しており、同店は「FX-9590よりCPU性能は高いだろう」としている。

製品化を前提に動作を検証中

デモの様子
CPUはFX-8350
冷却ファンでVRMを冷却
おさわり厳禁!!
アイドル時の消費電力
高負荷時の消費電力

 デモ機の使用パーツは、FX-8350(通常クロック4GHz、ターボ時4.24GHz)、ASUSのAMD 990FXチップセット搭載Socket AM3+マザーボード「Crosshair V Formula」、MSIのRadeon HD 5870搭載ビデオカード、SilverStoneの1,200W電源「OP1200」など。

 取材時の動作クロックは5016.94MHz(CPU-Zでの表示)で、コア単位のクロックを表示させたところ、全8コアが同クロックで動作していることが確認できた。

 5GHzで動作するCPUとしては、AMDが先月発表した「FX-9590」がある。ただし、FX-9590が5GHzで動作するのはTurbo COREを使用した時で、同店は「Turbo COREは全コアを最高クロックに引き上げるものではないため、CPU性能は今回のデモ機のほうが高いのではないか」と、OCによるメリットをアピールしている。

 CPUの冷却には簡易タイプの水冷クーラーを使用。また、「動作中はマザーの電源回路部分がかなり発熱する」(同店)とのことで、マザー上にも、通常はない冷却ファンが設置されている。消費電力はアイドル時が205W、CINEBENCH実行中が475Wだった(ワットチェッカーでの表示)。

 ちなみに、今回のデモ機は、同店ブランドPCの開発の一貫で、製品化を前提に動作を検証しているのだという。販売するかどうかは検討中だが、同店は「特注品として対応できる場合もあるので、購入希望者は相談してほしい」としている。

 なお、店頭のスタッフに声をかければ、デモ機を操作してベンチマークソフトなどを実行することも可能とのことだ。

[撮影協力:OVERCLOCK WORKS]

AMD FX-8350