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ファミコン向けのサウンド再生カートリッジが近日発売
自作の曲を「本物のファミコン音源」で再生、店頭デモ中
(2014/7/2 21:55)
ファミコンでサウンドが再生できるという“NSFプレイバックカートリッジ”が登場、「TNS-HFC5 PREMIUM 三月兎カスタム」の予約受け付けとデモが三月兎2号店で実施中だ。
予価は税込10,798円で、25日(金)頃に販売を開始する予定としている。なお、予約時は代金の全額を支払う必要がある。また、予約受け付けは店頭のほか、同店の通販サイトでも行っている(支払いは銀行振込のみ)。
“本物”のファミコンサウンドが聴けるサウンドカートリッジ
この機器は、ハードウェアの自主製作サークルであるテラネットワークシステムが製作したファミコン対応カートリッジ。ファミコンの内蔵音源を用いてサウンドを再生することを目的としたもので、「NSF」ファイルを記録したSDカードをカートリッジに装着して、サウンドが楽しめる。
NSFファイルはPCでも再生できるが、このカートリッジでは“本物”のファミコンサウンドが聴けるのが魅力だ。ただし、ファミコンはユーザーが用意する必要がある。
カートリッジにはケースなどの外装がなく、基板がむき出しの状態。上部にはSDカードスロットやサウンド出力用の3.5mmジャックが、裏面には音量調節ボタンなどが用意されている。
TNS-HFC5にはいくつかのグレードがあり、今回販売されるのは、曲名表示などが可能な液晶モジュールを搭載する「PREMIUM」をベースとしたもの。ベースモデルにはないICソケットが搭載されており、ユーザーがSSG音源を追加できるようになっている。
なお、同店のデモ機には音源チップ「YMZ294-D」が搭載済みだが、販売されるカートリッジには音源は付属しない。同店曰く「音源は秋葉原の電子パーツショップでも500円程度で購入できる」とのこと。
また、店頭販売や展示の予定は無いものの、同店にはファミコンの拡張スロット増設ユニット「TNS-HFX4」というアイテムも入荷している。このユニットにディスクシステムなどのカートリッジを追加することで、さらに音源を増やすことができ、「通常のファミコンでは聞くことが出来ないサウンドを再生することができる」(同店)という。
[撮影協力:三月兎2号店]