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4Kデコード対応の「Radeon R9 285」が各社から発売
(2014/9/5 12:05)
Radeon R9シリーズの新モデル「Radeon R9 285」を搭載したビデオカードが、各社から発売された。今回登場したのは、PowerColor 1モデル、XFX 2モデル、玄人志向1モデル、SAPPHIRE 2モデルの計6製品で、店頭価格は税込30,800~36,500円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
GPUコアは28nmプロセスの「Tonga」、4K解像度のH.264動画のハードウェアデコードに対応
Radeon R9 285はAMD製ミドルレンジGPUの新モデル。Radeon R9シリーズではR9 290とR9 280Xとの中間に位置付けられる。
GPUコアは、GCNアーキテクチャの最新版を採用するという28nmプロセスの「Tonga」。動画再生支援機能も強化されており、4K解像度のH.264動画のハードウェアデコードに対応するという。
主なスペックは、SP数1,792、テクスチャユニット数112、最大対応メモリGDDR5 4GB(256bit)、GPUクロック918MHz、メモリデータレート5,500MHz。
なお、CrossFireについては、R9 280X/280などが4GPUまでサポートするのに対し、R9 285では2GPUまでとされている。ブリッジケーブルは不要。
今回入荷した製品は、XFXの「R9-285A-CDFC」とSAPPHIREの「11235-00-20G」(両モデルともGPUクロックは918MHz)以外はGPUがオーバークロック済み。クロックは、XFXの「R9-285A-CDBC」が975MHz、SAPPHIREの「11235-03-20G」が965MHz、PowerColorの「AXR9 285 2GBD5-TDHE」と玄人志向の「RD-R9-285-E2GB/OC」が945MHzとなっている。
6製品ともメモリ容量は2GBで、映像端子はDisplayPort×1、HDMI×1、DVI×2を装備。カードの厚さは2スロット分。外部電源端子は6ピン×2。
なお、Radeon R9 285は上記モデルの他に、SAPPHIREからカード長約171mmというコンパクトモデル「R9 285 2G GDDR5 ITX COMPACT OC」が近日発売予定となっている。
[撮影協力:ドスパラパーツ館とBUY MORE秋葉原本店]