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セガの「ゲームギア」をTFT液晶化するキットが近日発売
STN液晶から変更で視認性や応答速度がアップ、店頭デモ中
(2015/4/16 12:03)
セガの往年の携帯ゲーム機「ゲームギア」の液晶をTFT化できるというキット「GGLCD」が登場、三月兎2号店で店頭デモが始まっている。同店によると、発売は4月末~5月中旬頃で、予価は税込9,480円。なお、換装用のTFT液晶は別売り。
TFT液晶への変更で、視認性や応答速度が向上し、快適なゲームのプレイが可能に
GGLCDは「Norix」氏が製作したいわゆる同人ハードウェアで、ゲームギアのディスプレイをTFT液晶パネルに換装し、使用するため基板。ちなみに、同氏は、昨年10月に登場したファミコン向けディスクドライブエミュレータ「VirtuaQD」の製作者でもある(VirtuaQDは今年3月に生産を終了している)。
同氏によれば、オリジナルのSTN液晶からTFT液晶に替えることで、視認性や応答速度が向上し、快適にゲームがプレイできるようになるという。ただし、オプションのTVチューナーの映像が表示されなくなるなどの制限もあるとのこと。
パッケージ内容は、基板本体と、基板をゲームギア内部に固定するためのネジ、ナイロンナット。換装する3.5インチTFT液晶パネル(型番LQ035NC111)は別売り。LQ035NC111は、同氏が紹介している通販サイト「aitendo」では、税込2,679円で販売されている。
もちろん、ゲームギアの部品を取り外すなどの改造が必要。TFT液晶のサイズがオリジナルとは異なるため、ケースのディスプレイ開口部を広げるなどの加工も必要という。具体的な方法については、Webサイトに掲載されているマニュアルに記載されているので、事前に目を通しておくとよいだろう。
[撮影協力:三月兎2号店]