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X68000復刻デザインのPCケースが参考展示、「マイコン・インフィニット」が開催
レトロPCの同人イベント、入場規制がかかるほどの大盛況
(2015/5/8 11:58)
X68000をはじめとしたレトロコンピュータやゲーム機を持ち寄って楽しむ同人イベント「マイコン・インフィニット☆ PRO-68K」が5月4日(月)に開催された。
コンピュータに関するハード、ソフト、同人誌、パーツなどの展示・即売を行なう趣旨のイベントで、X68000の実機で動かすソフトウェアや音源チップ、同人誌などの即売、レトロゲームハードの試遊などを行なう。当日は運営を含めて19のブースが出展していた。定員60名の貸会議室を会場としていたが、午前中だけで約200人が来場し、午後には入場規制がかかるほどの大盛況となった。最終的には360名の来場があったという。
X68000復刻デザインのPCケースが展示、Mini-ITX用のプロトタイプ
会場ではアユート(ProjectM)が企画し、長尾製作所が製造したX68000復刻デザインのPCケースが注目を集めていた。Mini-ITX用のプロトタイプで、ケース下部にはUSBポートや音声入出力を備える。シャープのブースでは試作品を参考展示しており「工作精度と価格のどちらを重視するか」と「期待する価格はいくらか」の2つの設問からなるアンケートを用意していた。同ブースを取材した午後1時時点では、価格よりも工作精度を重視し、3~5万円前後の価格を期待するとの回答が多かった。アンケート結果を見て仕様を詰めるという。
クラシックPC救済委員会は各種変換アダプタを展示
また、「クラシックPC救済委員会」のブースでは、1枚のCFを複数のHDDとして認識させる「CF→SASI/SCSI変換」をはじめ、PS2やUSBの入力デバイスをX68000やFM TOWNS、PC-98x1といったクラシックPCで使えるようにするための変換アダプタなどの展示・販売を行なっていた。同サークルでは各種クラシックPCで現代の入出力デバイスを利用できるようにするための接続変換器を頒布しており、Web直販と店舗委託販売を行なっている。