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「電磁波ノイズと熱の問題に1枚で対応できる」シートが販売中

チップ間のノイズ干渉を抑えて誤動作を防止、100×100mmサイズで実売5千円以上

 電磁波の吸収性を持つという放熱シート「放熱性電磁波ノイズ吸収シート」がワイドワークから発売された。同社は「電磁波ノイズと熱の問題に1枚で対応できる」としている。

 ツクモeX.パソコン館では、100×100mmサイズの厚さ0.5mmタイプ「WW-RX-B05」、厚さ1mmタイプ「WW-RX-B10」、厚さ2mmタイプ「WW-RX-B20」の3種類が販売中で、店頭価格は順に税込2,800円前後、税込3,730円前後、税込5,720円前後(詳細は「今週見つけた主な新製品」参照のこと)。

 このほか、50×50mmサイズの「WW-RX-S05」「WW-RX-S10」「WW-RX-S20」が用意されている。

PCのチップ間のノイズ干渉を抑えることで、誤動作防止等の効果があるというシート

製品の特徴
価格は税抜き表記
吸収シート
厚さの違いで3種類

 この製品は、熱伝導性と電磁波吸収性を併せ持つという薄手のシート。CPUなどの熱源と、ヒートシンクなどの放熱体との間に挟むことで隙間を埋め、効率良く熱を伝えるほか、「ノイズの発生源に貼るだけでノイズ対策が可能」(同社)という。

 具体的には、周波数帯が100kHz~10MHzと2GHz~3GHzの電磁波に対する吸収性があるとのこと。前者では、ランダムノイズの抑制による、カーオーディオの音飛び防止等の効果が、後者では、PCのチップ間のノイズ干渉を抑えることで、誤動作防止等の効果があるという。

 使用可能な温度範囲は-40~120℃。熱伝導率は1.8W/mK。

[撮影協力:ツクモeX.パソコン館]