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5GHz対応の無線LANカードリーダーが発売、ラトック製
実効データ転送速度は2.4GHz帯モデルの3倍
(2015/12/20 11:30)
5GHz帯で433Mbpsに対応した無線LAN接続のSDカードリーダー「REX-WIFISD2」がラトックシステムから発売された。カラーはホワイト(REX-WIFISD2)とブラック(REX-WIFISD2-BK)の2種類。店頭価格は税込9,800円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
11ac使用時の実効データ転送速度は11.59MB/s、2.4GHz帯の従来品の3倍の速度
REX-WIFISD2は、スマートフォンなどの端末やPCからワイヤレスでアクセスできる携帯タイプのSDメモリーカードリーダー。USB 2.0ポートも備え、USBメモリなどのストレージを接続してアクセスすることもできる。
この種の製品は、2.4GHz帯の無線LAN機能を搭載するものが一般的だが、REX-WIFISD2では5GHz帯(IEEE 802.11ac/a/n準拠、433Mbps対応)により高速アクセスを実現したという。
同社によれば、11ac使用時の実効データ転送速度は11.59MB/sで、2.4GHz帯の従来品(3.97MB/s)の約3倍としている。端末が5GHz帯に対応していない場合でも、2.4GHz帯のMIMOに対応していれば10.22MB/sの高速転送が可能とのこと。
また、スマートフォンなどを充電できるモバイルバッテリーとしても機能。ルーター機能も備えており、有線LANがあるホテルなどでインターネットに接続する際に便利としている。
端末からアクセスする時は専用アプリ「WiDrawer2」を使用。NFCを搭載したAndroid端末であれば、本体にタッチするだけで初期設定(アプリのインストールと無線LAN設定)が済み、次回からはタッチでアプリ起動と無線LAN接続が行なえる。
本体サイズ(約)は奥行き76×幅88×高さ22mm(突起部を除く)。重量は約121g。インターフェイスは無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、USB 3.0(マイクロB、本体充電・PC接続用)、USB 2.0(標準A、USBストレージ接続・バッテリー出力用)、RJ45、NFCを備える。
対応OSはAndroid 4.0以降、iOS 7.0以降、Windows 10/8.1/8/7/Vista、Mac OS X 10.6以降。USB 3.0ケーブル(標準A-マイクロB)などが付属する。
[撮影協力:ツクモパソコン本店IIと東映ランドと東映無線ラジオデパート店]