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二段重ねでスペースを拡張できる巨大ケースが近日発売

120mmファンが最大27基も搭載可能、Thermaltake製

 オプションのスタック型ラジエーターケースで冷却性能をアップできるThermaltakeの大型タワーケース「Core W100(CA-1F2-00F1WN-00)」が近く発売される見込みだ。ラジエーターケースは「Core P100(CA-1F1-00D1NN-00)」。

 ツクモeX.パソコン館がサンプル展示を行なっており、同店によれば3月に発売されるという。予価(税抜き)はCore W100が5万円前後、Core P100が約3万円前後。

フルタワー超の大型PCケース、スタック時は最大27基の120mmファンが搭載可能

側面カバーを開けた状態
上部
背面
Core W100の内部
Core P100
側面カバーを閉じた状態
左から2番目が一般的なサイズのATXケース

 Core W100は、同社が「Super Tower」と呼ぶフルタワー超の大型PCケース。本体サイズは高さ677×幅310×奥行き678mmで、底面の四隅にはキャスターが装備されている。

 XL-ATXマザーボードや19基の120mmファンが内蔵できるほか、トップに600mmサイズまでの水冷ラジエーターが装着できるという高い収納力を持つ。ラジエーターの対応サイズは、フロントが420mmまで、トップが600mmまで、リアが140mmまで、ボトムが280mmまで。

 対応マザータイプはXL-ATX、E-ATX、ATX、microATX、Mini-ITX。ドライブベイ数は5インチ×3、3.5インチ/2.5インチシャドウ×10(6基はHDDケージに、4基はマザートレイの裏面に装備)。拡張カードスロットは10基。

 他のPCパーツの対応サイズは、CPUクーラーが高さ200mmまで、ビデオカードが長さ635mmまで(HDDケージ取り外し時)、電源ユニットは奥行き220mmまで(ボトムファン2基装着時)。

 そして、オプションケースのCore P100を組み合わせれば、さらにラジエーターやケースファンを搭載可能。Core P100にCore W100を積み重ねる構造で、設置面積を増やさずにスペースを拡張できる。ちなみに、両者を組み合わせた場合、120mmファンなら最大で27基(前面3基/上面4基/背面1基/底面3基/左側面4基/右側面12基)も搭載可能だ。

 Core P100のラジエーターの対応サイズは、トップが600mmまで、左右サイドが560mmまで、ボトムが560mm。また、ラジエーター用スペースの一部を用いて、電源ユニットも内蔵できるとのこと。本体サイズは高さ249×幅310×奥行き678mm。

 なお、Webサイトには、Core W100とCore P100のセットモデル「Core WP100(CA-1F3-00F1WN-00)」の情報も掲載されているが、「大きすぎて国内に輸送するのが難しい」(国内代理店のアスク)ということで、現時点では日本国内での販売予定はないとのこと。

[撮影協力:ツクモeX.パソコン館]