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iPhone SEと9.7インチ版iPad Proが発売、64GBのiPhone SEは品薄に
(2016/3/31 22:05)
アップルの最新スマートフォン「iPhone SE」とペン入力対応のタブレット端末「iPad Pro」の9.7インチ版が発売された。ヨドバシカメラ マルチメディア AKIBAやソフマップ 秋葉原 本館などでは、NTTドコモ、au、ソフトバンクの各キャリアに対応したセルラーモデルやWi-Fiモデル(iPad Proのみ)の販売が始まっている。
なお、今回のモデルの中で、最も人気が高いのは、iPhone SEの64GBモデルで、ヨドバシカメラ マルチメディア AKIBAやソフマップ 秋葉原 本館では、各キャリアとも予約分で売り切れとなっている。
コンパクトかつ軽量サイズのiPhone SE、ストレージ容量は16GBと64GBの2種類
iPhone SEは、4インチRetinaディスプレイ(1,136×640ドット)や、64bit CPUのA9チップ、M9モーションコプロセッサ、iOS 9を搭載するスマートフォン。ストレージ容量は16GBと64GBの2種類。
現世代のiPhoneとしては、4.7インチのiPhone 6sより小型で、最もコンパクトかつ軽量のモデル。2013年発売のiPhone 5sとディスプレイのサイズ・解像度、本体サイズが同じだが、最新のA9/M7プロセッサのほか、高解像の12メガピクセルリアカメラ(iSightカメラ)などが搭載されている。
ただし、iPhone 6s Plus/6sとは異なり、ストレージ128GBモデルが無いほか、ディスプレイの感圧センサー「3D Touch」や、広視野角を実現する「デュアルドメインピクセル」などが非搭載。ホームボタンの指紋センサー「Touch ID」についても、iPhone 6 Plus/6と同じ第1世代とされている。
本体サイズは123.8×58.6×7.6mm。重量は113g。主な搭載機能・インターフェイスは無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2、GPS、GLONASS、リアカメラ(12メガピクセル)、フロントカメラ(FaceTimeカメラ、1.2メガピクセル)、各種センサー(指紋、3軸ジャイロ、加速度、近接、環境光)。SIMカードはnanoサイズに対応する。
64bit A9Xチップ、M9コプロセッサを搭載した9.7インチ版iPad Pro
9.7インチ版iPad Proは、既存の12.9インチ版を小型化したモデル。9.7インチRetinaディスプレイ(2,048×1,536ドット)や、64bit A9Xチップ、M9コプロセッサ、iOS 9を搭載する。ストレージ容量は32GB、128GB、256GBの3種類。
ディスプレイのスペックや本体のサイズ・重量は、2014年発売の「iPad Air 2」と同じ。一方で、プロセッサの最新世代への進化や、ストレージの増量(最大64GB→256GB)を実現したほか、色を調節して画面を見やすくする「True Toneディスプレイ」や、書類のPDF化に便利な「True Toneフラッシュ」などの新たな機能も搭載されている。また、12.9インチ版と同様に別売りの「Apple Pencil」を使った手書き入力にも対応している。
「どの向きで持ってもいい音に包まれる」という4つのスピーカーによるサウンド機能も特徴。本体の四隅にスピーカーが内蔵されており、どのような持ち方でも高音が上部スピーカーから出力されるように自動調整するという。
なお、12.9インチ版との比較では、リアカメラ(iSightカメラ)と、フロントカメラ(FaceTime HDカメラ)の解像度が向上した一方で、プロセッサ性能が若干低下している。
搭載プロセッサはどちらもA9Xチップだが、旧世代のA7チップとの性能差について、12.9インチ版が「CPU:2.5倍高速」「グラフィックス:5倍高速」とされているのに対し、9.7インチ版は「CPU:2.4倍高速」「グラフィックス:4.3倍高速」とされている。
本体サイズは240×169.5×6.1mm。重量はWi-Fiモデルが437g、Wi-Fi + Cellularモデルが444g。主な搭載機能・インターフェイスは無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2、デジタルコンパス、リアカメラ(12メガピクセル)、フロントカメラ(5メガピクセル)、各種センサー(指紋、3軸ジャイロ、3軸ジャイロ、気圧、環境光)。
Wi-Fi + CellularモデルはAGPSとGLONASSも搭載。SIMカードはnanoサイズに対応する。
[撮影協力:ソフマップ 秋葉原 本館]