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危険な国への送信をブロックできるルーター「SAKOKU」が発売

 危険な国・地域への送信をブロックし、データ流出を防ぐという無線LANセキュリティユニットがプラネックスコミュニケーションズから登場、「SAKOKU(MZK-1200DHP-SK)」の店頭販売がツクモパソコン本店IIツクモeX.パソコン館で始まった。

 店頭価格は税込19,800円前後。

悪意のあるソフトウェアがインストールされてしまった場合でも、被害を最小限に抑えることが可能

 SAKOKUはIEEE 802.11ac/n/a/g/b準拠の無線LANルーターで、ユーザーが意図しないデータ流出を防ぐというセキュリティ機能を備えるのが特徴。

 製品は「ファイアーウォールの逆のコンセプト」で作ったという。外部からの通信を遮断するのではなく、「危険な国・地域」への送信を規制することで、セキュリティを確立する。

 これにより、例えば、PCやタブレットなどの端末に、悪意のあるソフトウェアがインストールされてしまった場合でも、被害を最小限に抑えることができるとしている。

 「危険な国・地域」の指定は、NICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)が公開しているサイバー攻撃に関するランキングデータ「nicterWeb Top 10 List」を参照して行なっているとのこと。ランキング上位の国・地域を「危険」とし、デフォルト設定ではアメリカと日本を除く全ての該当国・地域への送信を規制するという。

 なお、メールなどの国内サーバーを経由する通信はブロックしないため、該当国・地域の人とのやり取りには支障はないとのこと。

 また、「遮断ログ」機能では、ブロックされた送信元・送信先情報の参照が可能。ログを解析して統計レポートを提供するサービスや、同社の専門スタッフが訪問して対策を提案するサービスも用意しているという。

 本体サイズ(約)は幅115×高さ175×奥行き32mm。重量は約239g。内蔵アンテナは2本で、無線通信の最高対応速度は11ac使用時が866Mbps、11n使用時が300Mbps。有線LANポートは5基(Gigabit Ethernet、WAN×1、LAN×4)。

 付属品は縦置き用スタンド、ACアダプタなど。

[撮影協力:ツクモパソコン本店IIツクモeX.パソコン館]