DDR4 16GB×2枚組が過去最安の10,777円を記録するも、メモリは大容量品を中心に一転値上がり

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DDR4 DIMMは値下がりしていたものの、16GB×2枚組は一転急上昇へ8GB×2枚組は上昇の動きはまだ希薄

　昨夏から勢いよく値下がりしてきたメモリだが、この7月を境に風向きが変わったようだ。今回調査では、大容量品を中心に値上がりへ転じた様子がうかがえる。

　前回からの1ヶ月間、最も劇的に値が動いたのはDDR4-2666 16GB×2枚組で、7月6日(土)にDIMMの過去最安となる税込10,777円(特価品)を記録。メモリが高騰していた2018年1月6日(土)の税込43,700円と比べて、実に4分の1まで下がったわけだ。その後は目立つ安値が減り、20日(土)時点で前回比2,500円高の税込15,480円に急上昇している。

DIMMが過去最安を記録

DDR4-2666 16GB×2枚組は20日(土)時点では税込15,480円に

　より高速なDIMMでも、DDR4-3000 16GB×2枚組が6日(土)に税込12,980円、DDR4-3200 16GB×2枚組が13日(土)に税込15,980円など、一時は大幅特価が出ていた。しかし、20日(土)調査時はそれぞれ税込17,980円、税込18,840円で、前回調査時より1,000～3,000円ほど高い状態だ。

13日(土)にDDR4-3200 16GB×2枚組が税込15,980円を付けた

18日(木)下落相場が終了との観測があったものの、20日(土)には16GB×2枚組は値上がりに転じている

　16GB品の安値販売が消えた一方で、8GB品はそうした動きがまだ希薄。特にDDR4-2666 8GB×2枚組は、7月6日(土)に記録した過去最安の税込5,333円(特価品)が13日(土)、20日(土)と3週続いて見られ、平均価格は前回から1,123円(13.0％)下がった。高速品も同様で、DDR4-3000 8GB×2枚組の最安値は1,000円安の税込6,980円、DDR4-3200 8GB×2枚組は500円安の税込8,980円などとなっている。

20日(土)時点でもDDR4-2666 8GB×2枚組は税込5,333円で販売された

DDR4-3200 8GB×2枚組は税抜き8,315円(税込8,980円)を付けた

DDR4-2666 8GB×2枚組は前回比1,685円安の税抜き7,580円(税込8,186円)に

　SO-DIMMはDDR4-2666 16GB×2枚組が7月に入って一時、税込14,800円を付けたものの、20日(土)には前回比400円高の税込16,380円へ上昇。DDR4-3200 16GB×2枚組は前回比4,000円安の税込20,800円に急落したが、6月29日(土)から7月13日(土)までは税込19,418円とさらに安かった。どちらも直近の上昇傾向は明らかだ。

　8GB品は、DDR4-2400 8GB×2枚組が6月29日(土)に税込7,880円を付けたが、7月13日(土)には税込8,402円へ上昇。一方、DDR4-2666 8GB×2枚組は前回比1,685円安の税込8,186円、平均1,426円(13.4％)安となっている。DIMMと同様、値上がりの動きは16GB品ほど急ではないが、その猶予はいつまで続くのだろうか。