DDR4メモリの値上がり止まらず、年初から平均4割ほど上昇

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DDR4 DIMM 16GB×2枚組が17,000円前後に値上がり、SO-DIMMは値下がりと値上がりが混在

　DDR4メモリ16GB×2枚組の最安値は、DDR4-2666が前回比2,100円高の16,780円、DDR4-3200が特価の終了で3,450円高の17,250円に上昇。平均の上げ幅は2666が1,317円(7.9％)、3200が901円(5.3％)と大きく、中心価格帯はどちらも18,000～19,000円前後だ。底値だった正月特価と比較するのも何だが、3200は1月3日(日)調査時(9,900円)より最安値で7,350円(74.2％)高、平均で5,135円(40.2％)高となっている。

DDR4-2666 16GB×2枚組の最安値は前回比2,100円高の16,780円に

DDR4-3200 16GB×2枚組も3,450円高の17,250円に上昇

DDR4-3200 32GB×2枚組は35,991円が最安値

　32GB×2枚組は、DDR4-2666が8,190円高の37,990円、DDR4-3200がほぼ横ばいの35,991円。2666の上げ幅が大きいのは、前回調査時に29,800円という大幅特価が出ていたことによる。それでも平均は2666が1,365円(3.6％)高、3200が1,021円(2.6％)高と上昇傾向で、中心価格はばらつきがあるものの、概ね38,000～40,000円台。意地悪く正月特価と比べると、3200は1月3日(日)調査時(19,800円)より最安値で16,191円(81.8％)高、平均11,858円(42.5％)高だ。

　メモリ代を節約したい向きのために8GB×2枚組も挙げておくと、DDR4-2666は7,780円で横ばい、DDR4-3200は1,200円高の9,080円。2666は平均もほぼ横ばいだが、3200は539円(5.9％)上がっている。中心価格帯は2666が9,000～10,000円前後で、3200はそれより若干高い。DDR4-3200 8GB×2枚組は1月9日(土)の5,258円が底値だったが、上述の16GB/32GBに合わせて1月3日(日)で比較すると、平均2,847円(42.1％)上昇している。デスクトップPC向けDIMMは、年初から平均4割ほど値上がりしたと言えよう。

DDR4-2666 8GB×2枚組の最安値は7,780円

DDR4-3200 8GB×2枚組は1,200円高の9,080円が最安値

GIGABYTE AORUS RGB Memory (ダミーモジュール付き)

G.SKILL Ripjaws VのDDR4-5333 8GB×2枚組

　なお、DIMMは4月から5月にかけて、OC向けの製品が続々と発売されている。

　このうちGIGABYTE「AORUS RGB Memory」は、RGB LEDとLight Diffuser(光拡散パネル)を搭載し、同社の「RGB FUSION 2.0」に対応した発光メモリ。速度はDDR4-3333、容量は8GB×2枚組で、価格は17,600円となっている。4本のメモリスロットを埋められるよう、2枚のダミーモジュールを同梱した製品も用意されており、こちらは22,000円だ。存分に光らせてほしい。

　高速メモリとしては、G.SKILLからDDR4-5066および5333対応の新製品。どちらも8GB×2枚組で、「Trident Z」「Ripjaws V」という2種類のグレードが用意されており、このうち低価格な「Ripjaws V」は5066が19,990円、5333が28,980円となっている。

　SO-DIMMは値下がりと値上がりが混在。まず32GB×2枚組は大幅特価が出ており、DDR4-3200が2,002円安の34,078円、DDR4-2666も3,502円安の34,078円で、平均も3200が12.4％、2666が5.9％の下落傾向だ。中心価格はばらつきが大きいが、3200は39,000円～45,000円台と広がっており、2666は39,000円台が幾つか見られる。16GB×2枚組は、DDR4-3200が688円高の18,678円、DDR4-2666が17,281円で横ばい。前者は平均も906円(4.8％)の上昇傾向だ。

DDR4-3200 SO-DIMMの32GB×2枚組は2,002円安の34,078円

DDR4-3200 SO-DIMMの16GB×2枚組は688円高の18,678円