DDR5メモリが続落、低価格品の登場で在庫店も大きく増加 [相場調査 1月第4週号]

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DDR5メモリの在庫ショップ数が急増、16GB×2枚組が3万円を切るなど大きく値下がり一方でDDR4メモリはやや値上がりの動き

　DDR5 DIMMの値下がりがさらに進行。在庫ショップ数が大きく増え、販売形態もマザーボードとのセットから、メモリのみを購入できる通常の形へと変わりつつある。

　標準的なDDR5-4800は、ADATA製など低価格品の発売により、16GB×2枚組の最安値が6,020円安の29,800円(ADATA)、8GB×2枚組が11,820円安の17,980円(ADATA)に急落。主な価格帯は、16GB×2枚組が34,000円～35,000円台と4万円以上に二分、8GB×2枚組は18,000円前後となっている。メーカーは増えてきたが、安価なADATAと、高めのCORSAIRを扱うショップが多い。

DDR5-4800 16GB×2枚組の最安はADATA製モデル、価格は29,800円

DDR5-4800 8GB×2枚組の最安は17,980円

　DDR5-4800には2枚組でなく1枚で買えるものもあり、22日(土)時点の最安は、32GBが37,400円(Crucial)、16GBが16,918円(ADATA)、8GBが8,140円(ADATA)。32GB品は2枚組が年明けから品切れしているが、1枚売りでなら入手が可能だ。

　より高速な製品は16GB×2枚組が中心で、最安はDDR5-5200が900円安の35,820円(ADATA)、DDR5-5600が1,020円安の42,980円(Kingston)、DDR5-6000が4,280円安の44,800円(ADATA)。店頭ではG.SkillとCORSAIRをよく見掛ける。なお、5200は35,000～38,000円台が多く、平均価格は4800とさほど変わらない。

16GBの1枚売りパッケージ

DDR5-5200 16GB×2枚組の最安は35,820円

DDR4 DIMMはやや値上がりの動き。DDR4-3200 16GB×2枚組が420円高の12,800円に

　DDR4 DIMMはやや値上がりの動き。目に付くところでは、DDR4-3200 16GB×2枚組が420円高の12,800円で、平均1,136円(8.8％)上昇している。32GB×2枚組は、DDR4-2666が26,810円、DDR4-3200が28,970円で、前回から変わらず。DDR4-2400は初売り特価が終了したが、16GB×2枚組が11,790円、8GB×2枚組が5,480円で、それぞれDDR4 DIMMの最安だ。

DDR4-3200 SO-DIMMの32GB×2枚組が2,580円安の29,480円

　SO-DIMMは、DDR4-3200 32GB×2枚組が2,580円安の29,480円、16GB×2枚組が500円安の10,980円に下がっており、SO-DIMMで最安。それよりも平均価格の急落ぶりに驚くが、これは在庫ショップ数の増加と、高額品の値下がりによるものだ。一方、DDR4-2666は特価の終了で上昇し、16GB×2枚組が2,200円高の12,980円などとなっている。