DDR5メモリは安値品の品切れで上昇、DDR4は方向感のない動き[相場調査 2月第2週号]

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DDR5の一部が低価格品の品薄で上昇の動き、DDR4は上昇と下落が混在

　DDR5 DIMMは、標準的なDDR5-4800 16GB×2枚組が前回比4,652円高の34,452円に急騰し、平均価格も2,901円(7.9％)上昇。前回調査で見られた29,800円(ADATA)の最安品が品切れになるなど、低価格製品の在庫状況が影響したためだ。価格帯は34,000円～36,000円と47,000円～50,000円にはっきり分離。8GB×2枚組は900円安の17,080円(ADATA)とやや下がった。

　DDR5-4800の1枚売りは、32GBが1,400円高の38,800円(SK HYNIX)、16GBが16,918円(ADATA)で横ばい、8GBが240円高の8,380円(ADATA)。32GBの在庫は1店のみだが、16GBと8GBは比較的入手しやすい。

DDR5-4800 16GB×2枚組が前回比4,652円高の34,452円に急騰。これは前回調査で見られた最安品(29,800円)が売り切れとなった影響

DDR5-4800の16GB 1枚売りは16,918円が最安

　より速いDDR5-5200は32GB×2枚組の在庫があり、CORSAIR製で価格は77,800円。16GB×2枚組は840円安の34,980円(KINGSTON)だが、こちらも安値品の一部品切れが平均価格に若干響いている。DDR5-5600 16GB×2枚組は4,150円安の38,830円(KINGSTON)、DDR5-6000 16GB×2枚組は880円安の43,920円(ADATA)だ。

　最速級の製品はお値段が跳ね上がり、DDR5-6200 16GB×2枚組が62,800円(CORSAIR)、DDR5-6400 16GB×2枚組が77,980円(TEAM)。1月29日(土)時点では、DDR4-6400で71,980円(G.SKILL)という例もあったが、いずれにせよDDR5-6000以下とは画然とした価格差がある。

DDR5-5200 32GB×2枚組はCORSAIR製品が77,800円

DDR5-6200など最速クラスは価格が跳ね上がる

　DDR4 DIMMは値動きに方向感がなく、32GB×2枚組はDDR4-3200が370円安の28,600円、DDR4-2666が1,170円高の27,980円など。16GB×2枚組は3200が580円高の13,380円、2666は11,979円で横ばい、2400は810円安の10,980円で、3200と2666の中心価格帯は14,000～16,000円前後だ。

　8GB×2枚組は、3200が780円高の7,260円、2666が600円高の6,580円で、どちらも平均価格が上昇。2400は在庫を持つショップが少ないが、最安は5,480円で変わっていない。

DDR4-2666 16GB×2枚組の最安は11,979円で横ばい

8GB×2枚組の最安は600円高の6,580円

DDR4-3200 SO-DIMMの32GB×2枚組が29,480円

　SO-DIMMはDDR4-3200が最も安価。最安値は前回から横ばいで、32GB×2枚組は29,480円、16GB×2枚組は特価で10,980円となっている。後者は安値品の品切れで平均が大きく上昇したが、中心価格帯はあまり変わらず15,000～17,000円前後。8GB×2枚組には、今回調査でも5,780～6,600円の特価品が出ている。