8TB HDDが一部の特価で9,980円に、4TB HDDも特価品が6千円割れ[相場調査 3月第3週号]

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Seagate製8TBが9,980円、4TBが5,980円で特売、「WD Gold」の20TBが販売開始

　3月5日にSeagate「BarraCuda」のST8000DM004(8TB)が9,980円(1GB単価1.25円)、ST4000DM004が5,980円(1.50円)で特売。8TBは調査時点で品切れだったが、4TBは在庫があり、昨年7月以来の6,000円割れとなった。

　12日時点の4～8TB最安はいずれも「BarraCuda」で、8TBが460円安の12,320円(1GB単価1.54円)、6TBが200円安の8,980円(1.50円)、4TBが201円安の7,379円(1.84円)。このうち6TBは平均450円(4.6％)安と下落が目立つ。

　WesternDigital「WD Blue」は、WD80EAZZ(8TB)が340円安の13,280円、WD60EZAZ(6TB)が600円高の9,980円、WD40EZAZ(4TB)が400円高の7,580円で、4TBと6TBは平均価格も若干上昇。このほか、東芝MD06ACA10T(10TB)が1,020円安の25,780円に下がった。

BarraCuda 8TBが9,980円、4TBが5,980円で特売

WesternDigital「WD Gold」シリーズの20TBモデル「WD201KRYZ」が販売開始

　NAS向けを中心とする大容量品では、WesternDigital「WD Gold」に属するWD201KRYZ(20TB)が販売開始。記録方式はCMRを採用、スピンドル回転数7,200rpm、キャッシュメモリ容量512MB、内部最大転送速度269MB/sで、価格は79,800円だ。

　20TBで先行したSeagate「IronWolf Pro」のST20000NE000は品切れしていることが多いが、12日には前回調査時と同じ72,800円で再入荷。WesternDigital「Ultrastar」のWUH722020ALE6L4は8,000円安の87,800円に下落した。WD201KRYZの価格は両者のほぼ中間に位置している。

WD Red Plusの8TBは、5,640rpmの「WD80EFZX」や「WD80EFZZ」などの後継モデルに移行

　そのほかの値動きでは「WD Red Plus」が下がっており、WD140EFGX(14TB)が1,820円安の45,980円、WD120EFBX(12TB)が2,900円安の34,080円、WD101EFBX(10TB)が820円安の29,980円など。2月26日にはWD101EFBX(10TB)が28,880円を、WD40EFZX(4TB)が11,180円を付けていた。

　なお、「WD Red Plus」の8TBは「WD80EFBX」が3月に入って品切れとなり、代わって「WD80EFZX」と「WD80EFZZ」が販売中。前者は昨年12月から、後者はこの3月から出回っている製品で、「WD80EFBX」のスピンドル回転数7,200rpm、キャッシュメモリ容量256MB、内部最大転送速度210MB/sに対し、「WD80EFZX」「WD80EFZZ」は5,640rpm、128MB、185MB/s。記録方式はいずれもCMRだ。「WD80EFBX」は前回調査で22,980円だったが、「WD80EFZX」は12日時点で23,800円、「WD80EFZZ」は23,380円となっている。

　一方、東芝「MN/MG」は、一部ショップで行われていた500～2,000円の値引きによる特価販売が終了。MN08ACA16T(16TB)が2,000円高の40,800円、MN08ADA800(8TB)が1,000円高の19,800円となるなど、多くの製品で価格が上昇している。Seagate「IronWolf」のST12000VN0008(12TB)も特価の終了により、前回比3,980円高の31,480円となった。