NAS用HDD「WD Red Plus」が大幅安で14TBが41,680円、8TBも19,880円に [相場調査 3月第5週号]

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WesternDigital WD Red Plusの大容量品が大幅下落Seagateの6TB以下のモデルはやや値上がりの動きも

　WesternDigital「WD Red Plus」シリーズが値下がり。WD140EFGX(14TB)が4,300円安の41,680円に急落したのをはじめ、WD80EFZZ(8TB)が3,400円安の特価19,980円、WD80EFZX(8TB)が1,800円安の22,000円に下落するなど、WD製NAS向け製品の一部が大幅安。いったん店頭から消えたWD80EFBX(8TB)も、3月26日調査時に19,880円で特売されている。

　品切れしていた「WD Red Pro」のWD161KFGX(16TB)は45,800円で一部に入荷したが、2月19日調査時(89,980円)の半額に近い価格。「WD Gold」のWD161KRYZ(16TB)も6,180円安の63,800円に下がっている。Seagate「IronWolf」ST12000VN0008(12TB)は27,500円で長く特売され、3月に入って元の価格へ戻ったが、今回調査では1,500円安の29,980円となった。

WD Red Plusが値下がり、14TBのWD140EFGXは最安41,680円に。

8TBモデルのWD80EFBXも19,880円を記録。

　新製品としては、「ゲーミングHDD」と銘打ったWesternDigital WD8002FZWX(8TB)およびWD6004FZWX(6TB)が販売開始。高性能デスクトップPC向けの「WD Black」に属する製品で、デュアルコアプロセッサ搭載による処理能力の強化と、ゲーム用機器などの振動の影響を減らす「StableTracテクノロジー」を特徴とする。

　スピンドル回転数7,200rpm、キャッシュメモリ容量128MBで、記録方式はCMR。最大データ転送速度はWD8002FZWXが238MB/s、WD6004FZWXが229MB/sとなっている。調査時点の価格(最安値)はそれぞれ36,580円、32,680円だ。

　ところで、「WD Black」にはキャッシュ256MBの4～10TBモデルも用意されている。以前は秋葉原でも10TBと8TBが販売され、昨年3月時点の価格は、WD101FZBX(10TB)が40,980円、WD8001FZBX(8TB)が35,480円だった。WD6003FZBX(6TB)とWD4005FZBX(4TB)は継続販売中で、26日時点の価格(最安値)はそれぞれ30,780円、23,980円となっている。

WD Blackの新モデル「WD8002FZWX」(左)と「WD6004FZWX」(右)が登場。

WD Blue 8TB(WD80EAZZ)は特価が10,980円に。

　このほかのデスクトップPC向け製品を見ると、8TBはSeagate「BarraCuda」のST8000DM004が12,320円(1GB単価1.54円)で横ばい、WesternDigital「WD Blue」のWD80EAZZが800円安の12,480円(1.56円)。調査時点で品切れながら、前回調査ではST8000DM004が9,980円(1.25円)、19日にはWD80EAZZが10,980円を付けており、8TBも1～1.1万円で入手可能になってきた。

　6TBはST6000DM003が200円高の9,180円(1.53円)、WD60EZAZが300円安の9,680円、東芝DT02ABA600が11,480円で横ばい。4TBはWD40EZAZが380円安の7,200円(1.80円)、DT02ABA400が7,678円で横ばい、ST4000DM004が401円高の7,780円だ。WesternDigitalや東芝と比べて、Seagateの値上がり傾向が目に付く。