PCIe 4.0対応の高速SSDを中心に値下がりするも、NAS向けなどの一部大容量品は値上がり [相場調査 4月第5週号]

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PCIe 4.0対応の高速製品を中心に値下がり、NAS向けなど大容量品は大幅上昇も

　ADATA「XPG GAMMIX S70 BLADE」の2TBが8,330円安の35,970円、1TBが6,600円安の17,380円に値下がり。このうち1TBは、PCIe 4.0対応7,000MB/s級の最安だ。

　ADTEC「ADC-M2D2P80」も2TBが2,380円安の39,600円、1TBが2,000円安の19,980円に下落。ほかにPlextor「M10PG」1TBが1,680円安の19,800円で特売されている。

　かように値下がりしたとは言え、やはり最速級は値が張るとお考えの向きには、PCIe 4.0対応の5,000MB/s級を選ぶ手もある。このうち2TBクラスの最安はCFD販売「PG3NF2」の28,200円で、3万円を切るPCIe 4.0対応2TBは調査時点でこれだけだ。

　同1TBクラスの最安はWesternDigital「WD Black SN770」で、前回比660円安の特価14,300円に下がった。続いてCFD販売「PG3NF2」1TBが14,916円で、ご予算15,000円でも2～3月発売の2製品から選択可能。500GBクラスなら「SN770」が8,464円、「PG3NF2」が8,789円と、9,000円以下で入手できる。

ADATAの7GB/s級SSD「XPG GAMMIX S70 BLADE」の2TBと1TBが大きく値下がり

5GB/s級のSSDではCFD販売 PG3NF2の2TBモデルが28,200円と割安

　PCIe 3.0対応の容量別最安は、2TBがWesternDigital「WD Green SN350」で22,000円(1GB単価11.0円)、1TBがキオクシア「EXCERIA G2」で9,380円(9.4円)、500GBクラスが「SN350」480GBで540円安の6,240円(13.0円)。PCIe 4.0対応製品と比べて、速度こそ2,000～3,000MB/s級に留まるが、ぐっと安い。

　今回調査における値動きは小さく、「WD Blue SN570」2TBが980円安の29,800円、1TBが600円安の11,880円、Crucial「P2」500GBが600円安の7,180円など。安値で話題をまいた「EXCERIA G2」2TBは在庫ゼロとなり、NVMeの2TBで2万円を切る製品は見られなかった。

　一方、NAS向けのWesternDigital「WD Red SN700」は、4TBが3,300円高の86,900円、2TBが1,100円高の39,600円、1TBが620円高の17,600円などシリーズ全体が値上がり。このほかKingston「NV1」2TBが1,000円高の22,980円、Crucial「P2」1TBが1,000円高の10,980円、CFD販売「EG2VNQ」500GBが1,300円高の7,280円と、特価や安値で販売されていた製品が、在庫ショップ数の減少もあり上昇している。

2.5インチSATA SSDの960GBはFaspeed K5の8,778円特価が継続

　2.5インチは、前回お伝えした大幅特価のうちPNY「CS900」は完売したが、Faspeed「K5」は960GBの在庫がまだあり、8,778円(1GB単価9.1円)で販売中。これが1TBクラスの最安で、Crucial「BX500」1TBとキオクシア「EXCERIA」960GBの9,980円が続く。

　2TBクラスは「BX500」が19,980円(10.0円)、SanDisk「SSD Plus」が20,900円だが、どちらも在庫ショップ数は少ない。Samsung「870 QVO」やCrucial「MX500」なら入手しやすいが、価格(最安値)はそれぞれ25,979円、26,400円だ。

　値上がりも目に付き、「870 QVO」8TBは5,319円高の99,799円となった。昨年9～10月には79,800円だったので、半年で2万円の値上がりということになる。

　ほかにもWesternDigital「WD Red」4TBが7,680円高の75,880円、「WD Blue」2TBが1,319円高の26,619円に上昇。在庫ショップ数の急減によるもので、後者は上述の「MX500」より高くなった。