Ryzen 5000シリーズが値下げ販売終了で大幅上昇、Ryzenとメモリのセットが数量限定で特売 [相場調査 6月第2週号]

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Ryzen 5000/5000Gが値下げ販売の終了で大幅上昇、Ryzenとメモリのセットが数量限定で特売

　Ryzen 5000/5000Gシリーズが、値下げ販売の終了により一部製品を除いて上昇。「Ryzen 9 5950X」が10,000円高の89,800円、「5900X」が8,172円高の64,800円、「Ryzen 7 5800X」が2,355円高の49,800円、「5700X」が4,068円高の43,800円、「Ryzen 5 5600X」が2,000円高の34,500円、「5600」が2,300円高の29,800円、GPU搭載の「Ryzen 7 5700G」が3,000円高の44,800円となった。

　上記の値上がりは5月28日時点で確認していたのだが、面白いことに、同日は一部ショップで逆の「値下がり」を記録。5月21日と比べて、「5950X」が2,023円安の77,777円、「5900X」が528円安の56,100円、「5800X」が3,439円安の44,006円、「5600X」が1,110円安の31,390円だった。6月4日時点では前述の価格へ統一されているので、折好く購入できた向きは幸運と言えよう。

　品切れしていた「Ryzen 7 5800X3D」は、今回調査で複数のショップに再入荷。価格は66,800円で、前回在庫のあった5月14日(65,300円)と比べて1,500円高だ。

5月末時点でのRyzen 9 5950Xの価格。Ryzen 5000シリーズの大幅値下げ販売が終了し、6月に入り複数モデルが値上がりとなっている。

Ryzen 7 5800X3Dが再入荷。

　なお、「Ryzen 5 5500」は1,800円安の21,500円、「Ryzen 5 5600G」は645円安の25,500円に値下がり。「5600G」は前回の最安値(26,145円)からの下げ幅であり、多くのショップでは28,800円からの3,300円安となった。このほか、「Ryzen 5 3600」が2,000円安の22,780円に下落。「Ryzen 7 PRO 4750G」は10,000円安の29,980円と、4月中頃の特価29,800円に迫っている。

　お得な話題がもうひとつ。RyzenとCORSAIR製メモリを組み合わせた限定セットだ。まず5月中に「Ryzen 7 5800X」と「Vengeance LPX DDR4-3200」8GB×2枚組が42,680円で登場。6月に入ると、パッケージ化された「Ryzen 7 5900X」と同16GB×2枚組が75,799円、「Ryzen 5 5600G」と同8GB×2枚組が29,800円で出てきた。

　驚かされるのは、先行した「5800X」との組み合わせ。前述したRyzen値下がりショップによる特売なのだが、何故かCPUそのもの(当時44,006円)より1,326円安い。

　6月発売の2種類は、4日時点のCPU(APU)代を差し引くと、セットに含まれるメモリ代は16GB×2枚組が10,999円、8GB×2枚組が4,300円。「Vengeance」であるべき箱ラベルの綴りが、「Vengence」と微妙に間違っているのはご愛敬だ。

Ryzen 7 5800Xと8GB×2枚組メモリのセット、CPU単体より安い。

こちらはRyzen 7 5900X/Ryzen 5 5600Gとメモリセットのパッケージ。

Core i9-12900KSが94,580円に値下がり、10万円割れで販売するショップも増加。

　Intelは、「Core i9-12900KS」が3,220円安の94,580円に続落し、10万円を切るショップも増加。ほかに、「Core i5-12500」が1,500円安の29,480円と3万円を切っている。「Core i5-12600」は5月28日に1,000円安の31,980円を付けたが、6月4日には32,480円と一歩後退した。

　一方で値上がりの動きも継続。「Core i9-12900F」が800円高の63,780円、「Core i7-12700」が1,490円高の47,470円などとなっている。