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ボタンにダイヤルにスティック、直感的操作が効率アップを生み出す左手デバイスの世界

3ジャンルの個性的な左手デバイス12選 text by 石川 ひさよし

本稿では、Amazon.co.jpや楽天で購入できるオススメ製品をテーマ別にまとめてお届けします。PCパーツからガジェット、生活に役立つ便利グッズまで、季節や世間の話題などを見ながら幅広く紹介するので、製品探しや買い物の参考にしてみてください。

 PCを操作するデバイスとしてはキーボードとマウスが一般的ですが、そのほかにも10キーやタッチパッド、ゲーム用のパッドなどがあります。そしてさらにアプリの操作に特化したものとして、左手デバイスがあります。

 今回は、業務効率の向上や、よりよいコンテンツの制作、あるいはゲームでの勝利に役立つ左手デバイスを集めてみました。なお、中には左手でも右手でも操作可能なものもあります。

生産効率をアップさせるクリエイター向け左手デバイス

 映像制作分野では、アプリの開発元が専用の左手デバイスやキーボードをリリースしていることもあります。大きな特徴はダイヤルやスライダー、ホイールといったインターフェースを備えている点。クリエイティブ系アプリを直感的かつアナログ感覚で操作できます。ここでは一般ユーザー向けのものに限って紹介します。

 「TourBox Lite」は、“Lite”とあるようにTourBoxシリーズのエントリー向けモデルです。中央にダイヤルノブ、周囲にホイールや各種ボタンが並んでいます。本製品はUSB Type-Cによる有線接続モデルですが、上位機種などにはBluetooth接続に対応したモデルもあります。また、カラーはブラックのほか、オアシスシリーズとしてアクアグリーン、ミスティピンク、サニーイエローといったパステルカラーモデルも展開されています。上位機種として「TourBox Elite」もあります。

 XPPenの「ACK05」は、10個のキーとホイールを備えたクリエイティブ作業向け左手デバイスです。比較的小型かつスリムで、バッテリーを内蔵しワイヤレス接続にも対応しているため、持ち運びやすい製品です。オフィスや自宅、カフェなど、作業場所を移動しながら使う人にも向いています。

 「D100H Dial」は、カメラ関連機材で知られるUlanziの左手デバイスです。ダイヤルのほか、上面に3つ、本体側面に4つのボタンを備えています。クリエイティブ系アプリの操作はもちろん、同社製スマート照明の制御にも対応しており、動画配信などにも活用できます。接続方式はBluetooth 5.0で、バッテリーも内蔵しています。

 できるだけシンプルな操作で済ませたいという人には、BRAIN MAGICの「Orbital2 STERNA」がおすすめです。特徴的なスティック形状を採用しており、8方向への傾け操作のほか、押し込みやダイヤル操作にも対応しています。また、台座の周囲にはクリックと長押しに対応した8つのボタンがあります。操作に応じて画面にUIメニューが表示され、そこから機能を選択する仕組みです。なお、PCとの接続にはUSB Type-Cを採用しています。

 Xencelabs「クイッキーズリモート」は、ダイヤルと8つのボタンを備えた左手デバイスです。操作部は比較的コンパクトな構成ですが、本体中央にOLEDディスプレイを搭載しており、各ボタンに割り当てられた機能名やアイコンを画面上で確認できます。そのため、どのキーに何の機能を設定したかが一目で把握しやすい点が強みです。1つのアプリケーションごとに最大40個(5グループ×8個)のショートカットを登録できるとされています。接続方式はBluetooth 5.0およびUSB Type-Cに対応しています。

 機能性とかわいらしいデザインを求める人には、moimate「CreatorPad」のスノウホワイトモデルがおすすめ。キーや刻印にパステルカラーが採用された左手デバイスです。ダイヤルノブや4つのつまみ、計17個のボタンを備えています。ダイヤルノブの軸には日本製部品を、ボタンには静音キーを採用しています。接続はUSB Type-Cによる有線接続です。カラーバリエーションはホワイトのほか、ブラックやスケルトン仕様の「ボンダイブルー」もラインアップされています。

画面の切り替え、BGM切り替えを一発で!配信向け左手デバイス

 ゲーム実況などの配信で、多数のボタンが並んだデバイスを使って「OBS Studio」(配信ソフト)を操作している場面を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。この種の左手デバイスとして最も有名なのが、Elgatoの「Stream Deck」シリーズです。液晶ディスプレイを内蔵したキーがグリッド状に並び、キー自体に任意のアイコンや画像を表示できるため、割り当てた機能を一目で判別しやすい点が特徴です。

 Elgato「Stream Deck MK.2」は、横5列×縦3列で計15個のLCDキーを備えたモデルです。着脱可能なスタンドが付属し、本体側の接続端子には着脱式のUSB Type-Cを採用しています。Stream Deck MK.2はホワイトモデルもラインアップ。また、ここで紹介するのはタクタイルスイッチを採用したモデルですが、パンタグラフ式ボタンの「Stream Deck Scissor Keys」、そして6キーから32キーまでのモデル、ダイヤル付きモデルなどさまざまなバリエーションが展開されています。

 Elgato「Stream Deck XL」は、シリーズ最大となる横8列×縦4列、計32個のLCDキーを備えたモデルです。基本的な機能やソフトウェアの操作仕様は「Stream Deck MK.2」と共通で、主な違いはキーの数や本体サイズ、付属スタンドの構造などにあります。

 ロジクール「MX クリエイティブ コンソール」は、大型ダイヤルやジョグ、4つのボタンを備えた「ダイヤルパッド」と、3列×3段のLCDキーに2つのページ送りボタンを備えた「キーパッド」の2ユニットで構成されています。ライブ配信用途に限らず、画像・動画編集をはじめとするクリエイティブ用途全般を幅広くカバーする製品と言えるでしょう。

勝利のためのギア!ゲーミング向け左手デバイス

 PCでゲームをプレイする際、プレイスタイルは大きく「キーボード&マウス」と「ゲームパッド」に分かれます。ゲーミング向けの左手デバイスは、キーボード&マウスでのプレイ時に、より快適な操作環境を求めたい場合に役立つ選択肢となります。

 Razer「Tartarus V2」は、ゲーミング向け左手デバイスのスタンダードなデザインと言えるでしょう。人間工学(エルゴノミクス)に基づいたパームレストとキー配置に加え、8方向サムパッドやスクロールホイールなども備えています。「Razer Chroma RGB」によるライティング機能を搭載しており、同社製のゲーミングマウスなどと同様に、専用ソフトウェア「Razer Synapse」を通じて一括制御できます。

 キースイッチには、メンブレンの柔らかな打鍵感とメカニカルの明確なクリック感を組み合わせた構造を採用しています。上位モデルとして、アナログオプティカルスイッチを搭載した「Tartarus V2 Pro」もラインアップされています。

 カスタムキーボードやゲーミングキーボードで有名なKeychron。同社の「C0 HE 8K」は、マグネティックスイッチを採用した35キーのゲーミング左手デバイスです。キー配列は、一般的なフルサイズやテンキーレスキーボードから、ゲームプレイで主に使用する左手側をそのまま切り出したようなレイアウトになっています。親指が当たる最下段には独立したスペースキーが配置されています。ポーリングレートは1,000Hz/4,000Hz/8,000Hzでの切り替えが可能です。

 MH-Deviceの「MH-Zeta」は、総ボタン数47個を備えるほか、ジョイスティックによるクリック操作にも対応した製品です。親指で操作するジョイスティックの周囲にも、4つのボタンを備えています。キーボードとして動作するゲームモードのほか、ゲームパッドとして認識させるパッドモード、ジョイスティックでマウスカーソルを操作できるマウスモードなど、さまざまな動作モードを備えています。

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