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MSIのビジネスノート「PS42 Modern 8RA」でCOMPUTEX取材に挑んでみた

ビジネスマンからクリエイターまで使える14型ノート

 MSIのノートPC「Prestige」シリーズは、ビジネスマンからクリエイターまで満足できる性能を備えたノートPCだ。

 その中でもCore i7 + GeForceを搭載した「PS42 Modern 8RA(PS42-8RA-052JP)」は、テキスト処理や資料作成などのビジネス向け作業から、写真や動画編集といったクリエイター向け作業まで、幅広い用途で活躍する1台に仕上がっている。

 スペック面では十分な性能を持つモデルだが、実際に使ってみないと分からない特徴もあるはずだ。というわけで今回は、台湾で行われたPC/IT関連の見本市「COMPUTEX TAIPEI 2019」の取材で実際に使ってみた。以下、そのレポートをお届けしよう。

4コア/HT対応のCore i7-8565UやGeForce MX250搭載の14型ノートPC

 まずは本体の外観やスペック面を紹介しよう。

 PS42 Modern 8RAは、性能面だけでなく、持ち運びやすさも考慮された薄型/軽量設計の14インチノートPCだ。本体サイズは幅322×奥行き222×高さ15.95mm、重量は1.19kg(バッテリー含む)。

 本体カラーはシルバーで、アルミ合金によるスタイリッシュなデザインが目を惹く。

 主なスペックは、搭載CPUがクアッドコア/HT対応の「Core i7-8565U」(1.8GHz動作/ターボ時4.6GHz動作)、メモリが8GB、ストレージが512GB M.2 SSD、OSがWindows 10 Home(64bit)。ビデオ機能はCPU内蔵によるIntel UHD Graphics 620に加え、GeForce MX250(2GBメモリ)が搭載されている。

 搭載するインターフェイスは、本体左側面にHDMI端子、USB 3.1 Type-C(Gen1)×1、ヘッドホン出力/マイク入力コンボジャック、右側面にUSB 3.1 Type-A(Gen1)×2、USB 3.1 Type-C(Gen1)×1。SDXC対応のSDカードリーダーも右側面に用意されている。

左側面
右側面

 ディスプレイについては狭額縁デザインが採用。画面占有率80%を実現し、13インチクラスの筐体に14インチの液晶パネルを搭載している。

 ディスプレイの解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、パネルはノングレアタイプ。ディスプレイの下側にWebカメラを備えている。

ディスプレイ解像度はフルHDで、パネルはノングレアタイプ
狭額縁デザインが採用

 キーボードはホワイトLEDによるバックライトを内蔵したテンキーレスタイプの日本語配列。キー数は88。キーボードの手前側にタッチパッドがあり、タッチパッドの左上にはWindows Hello対応の指紋認証センサーが用意されている。

 内蔵バッテリー容量は3,290mAh、バッテリー動作時間は約10時間。ACアダプタは65Wタイプが付属している。

キーボードにはホワイトLEDによるバックライトを搭載
タッチパッドの左上には指紋認証センサーを搭載
ACアダプタは65Wタイプ

原稿の確認から写真加工まで、スムーズに作業が進められる

 それでは、実際にCOMPUTEX TAIPEI 2019で使用したインプレッションを紹介していこう。

 まず記事を作成するための主な作業を説明すると、ライターから納品された原稿のチェックや、写真選び・写真の加工が主な内容となる。

 PS42 Modern 8RAはクアッドコア/HT対応の「Core i7-8565U」や8GBメモリを搭載していることもあり、テキストエディタを使っての原稿のチェックは十分すぎるほどのスペックを持つことは言うまでもない。

 写真の加工については、外部GPUに「GeForce MX250(2GBメモリ)」を搭載していることもあり、スムーズに行えたのが印象に残る。加工にはAdobe Photoshop CS3を使用しているのだが、一度に40枚~50枚程度の写真を同時に開き、明るさの調整作業などを行っても処理落ちすることなく、作業を進められた。

COMPUTEX TAIPEI会場で実際に利用
Photoshop CS3で撮影したファイルを約40枚同時に開いた様子。古いソフトだが、普段使っているソフトということで選んだ

バッテリー込みで1.19kgと軽量で持ち運びも容易

普段使っているビジネスバッグにすんなりと入る

 今回、持ち運びには普段のビジネスバッグを利用したが、14インチサイズということもあり、すんなりと携帯することができた。また、重量はバッテリー込みで1.19kgと軽量のため、会場内での持ち運びも容易だった。

 会場内での作業についてはWebブラウジングや撮影した写真の確認が主な内容で、重たい処理を行わないため内蔵バッテリーでの動作で十分。

 また、SDXC対応のカードリーダーが側面に用意されているのが地味に良く、デジカメで撮影したファイルをすぐにPCで確認できるのは重宝した。カードリーダーを別途持つ必要が無い点は、携帯性という点で評価できるだろう。

薄型/軽量設計のため、片手で持ちながらの操作も可能
持ち運びも容易だ

キー配列が特殊なため、キーボードには若干の慣れが必要

 一点、使い勝手の面で若干の苦労があったことを挙げると、キー操作に慣れるまでに時間が掛かったこと。

 PS42 Modern 8RAのキーボードを見ていただければ分かるが、Enterキーの右側一列にもキーを持つ特殊なキーレイアウトを採用していることもあり、慣れるまではEnterキーを押す際に誤ってPage UpキーやPage Downキーを押してしまったり、Back Spaceを押そうとしたらDeleteキーを押してしまうことがあった。

 この点はCOMPUTEX取材中にタイピングに慣れたこともあり、取材を切り上げるころには誤って押すこともかなり減っていた状況だ。

キーボード部分
Enterキーの右側一列にもキーを持つ特殊なレイアウト

海外取材でも十分に活躍できるオススメの1台

 今回、PS42 Modern 8RAをCOMPUTEX TAIPEIの取材で利用したが、一通りの編集作業を海外で行えた。

 今回は編集作業に重きを置いたためゲーム関係のレビューはしていないが、本機はモバイル向けのGPUを搭載しているため、中程度の設定ならゲームも楽しめるパフォーマンスを持っている。

 ビジネスにクリエイトにゲームにと、様々な場面での活躍が期待できる1台となっており、マルチに利用できるノートPCを探している方にオススメできる1台だ。

[制作協力:MSI]