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買い得ケースを選ぶならここに注目!【買い得ケース品評会①】
DOS/V POWER REPORT 2023年夏号の記事を丸ごと掲載!
2024年1月17日 07:05
最新の機能性と冷却性能が欲しい人向けの「高機能スタンダードケース」と、とにかく安く買いたい人向けの「激安ケース」の間に割り込んできた第三勢力『買い得ケース』とは何か!? 機能はシンプルだが大型パーツを利用しやすい構造を採用、しかもケースファンを3、4基搭載することで冷却性能には自信あり、という「おいしいところ取りケース」の魅力に迫っていこう。
買い得ケースを選ぶならここに注目!
PCパーツの大型化や発熱の上昇に伴い、PCケース側も組み込みに関する機能が充実し、冷却性能も高くなっている。ただこうした最先端の「高機能スタンダードケース」は、ちょっと前と比べるとかなり価格が上がっている。5年くらい前までは実売価格が1万円台半ばのモデルが中心だったが、ここ1、2年は2、3万円台に高騰している。
PCケースにはそこまでコストをかけられない、という人もいるだろう。また最新パーツを使うにあたって必要なのは冷却性能であって、組み込みに関する機能は最小限でもガマンできる、という考え方もある。
そうした人たちにオススメなのが、今回取り上げる「買い得ケース」だ。最近では、実売価格が1万円前後、あるいは1万円を大きく切る価格ながら3、4基のケースファンを標準で搭載するPCケースが登場している。基本的にケースファンの数が多いほど、PCケースの冷却性能は向上する傾向がある。最新の高性能パーツも安心して利用できるだろう。またメインパーツを組み込むエリアはすっきりとしていて、大型のビデオカードや簡易水冷型CPUクーラーのラジエータが組み込みやすいモデルがほとんどだ。
一方、組み込みに関するギミックは最小限であり、フロントポートにType-Cコネクタを搭載するモデルもほとんどない。そうした部分をガマンできるのであれば、買い得ケースは十分に魅力的な選択肢になり得る。
今回はそうした買い得ケースを5台チョイスし、さまざまな角度から検証した。
[TEXT:竹内亮介]
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