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量子ドットで鮮やか!WQHD対応31.5型湾曲ゲーミングモニター「MSI MAG 325CQRF-QD」、PS5との接続も良好

没入感の高い大型湾曲パネル&170Hz対応でゲームに好適 text by 坂本はじめ

 MSI MAG 325CQRF-QDは、湾曲率1,000Rの31.5型液晶パネルを採用したゲーミングモニター。最大170Hz駆動に対応するWQHD/1440p液晶パネルは、量子ドットの採用による優れた発色を実現しており、PlayStation 5で利用可能な可変リフレッシュレート(VRR)もサポートしている。

 ゲーミングPCでの利用はもちろん、ゲーム機でも優れた表示性能を発揮するMAG 325CQRF-QD。今回はその外観や機能を紹介しよう。

量子ドット採用のRAPID VA液晶パネルを搭載170Hz駆動の31.5型WQHD湾曲ゲーミングモニター

 MSI MAG 325CQRF-QDは、WQHD/1440p解像度(2,560×1,440ドット)かつ最大170Hz駆動に対応したRAPID VA液晶パネルを採用する31.5型湾曲ゲーミングモニター。湾曲率は1,000Rで、本体サイズは701.4×270.1×479.2mm(W×D×H)。実売価格は59,800円前後。

31.5型WQHD湾曲ゲーミングモニター「MSI MAG 325CQRF-QD」
湾曲パネルを採用。湾曲率は1,000R
本体背面

 MAG 325CQRF-QDが搭載する液晶パネルは、従来のVAパネル比で駆動速度を4倍に高めたというRAPID VAパネルで、応答速度は1ms(GTG)を実現した。

 また、量子ドット技術を採用することにより広色域表示を実現しており、sRGBカバー率99.5%、Adobe RGBカバー率93.7%、DCI-P3カバー率96.8%という優れた色再現性も備えている。

量子ドット技術とRAPID VAパネルの組み合わせにより、高速駆動と優れた色再現性を実現した31.5型液晶パネル
応答速度1ms(GTG)を実現したRAPID VAパネルを採用。従来のVAパネル比で4倍の高速駆動を実現したという
パネルの発色や色再現性を向上させる量子ドット技術を採用
sRGBカバー率99.5%、Adobe RGBカバー率93.7%、DCI-P3カバー率96.8%という優れた色再現性を実現した

 MAG 325CQRF-QDが備える映像入力端子は、DisplayPort 1.2a、HDMI 2.0b(2基)、USB Type-C(DP Altモード)の4系統。いずれもWQHD解像度やHDRに対応しているが、170Hz駆動に対応しているのはDisplayPortとUSB Type-Cで、HDMI接続時は最大144Hz駆動となる。

 映像入力端子は本体背面に配置されており、同じ場所には電源入力、ヘッドホン端子、USB Type-Bアップストリームポート、USB 2.0 Type-A(2基)が配置されている。なお、映像入力端子であるUSB Type-CについてはUSB PDに対応しており、接続したデバイスに対して最大15W(5V/3A)の電力を供給できる。

本体背面のインターフェイス。映像入力端子はDisplayPort 1.2a、HDMI 2.0b(2基)、USB Type-C(DP Altモード)の4系統
付属するケーブルはDisplayPort、HDMI、USBアップストリーム用ケーブル(Type-A to B)
DisplayPort接続時。最大リフレッシュレートは170Hz
HDMI接続時。最大リフレッシュレートは144Hz

 MAG 325CQRF-QDは、可変リフレッシュレート技術のFreeSync Premiumに対応しており、DisplayPort接続時は48~170Hzの範囲でリフレッシュレートをフレームレートに同期できる。また、HDMI接続時のVRRもサポートしており、対応ビデオカードやゲーム機との接続時に可変リフレッシュレートが利用できる。

 そのほか、暗所の視認性を改善するナイトビジョンや残像感を減少させるMPRTといったゲーム向け機能のほか、アンチフリッカーやブルーライトカットなど目の負担を軽減する機能も備えている。

可変リフレッシュレート技術のFreeSync PremiumとVRRに対応しており、OSDでAdaptive-Syncを有効にすると利用できる
ゲーマー向け機能のナイトビジョンやMPRTに対応
バックライト由来のチラつきを抑えるアンチフリッカー機能を搭載
ソフトウェア的なブルーライトカット機能を備えており、OSDなどから設定できる

 MAG 325CQRF-QDに付属するディスプレイスタンドは上下角度と高さの調整機能を備えており、上下角度を-5~20度、高さを0~100mmの範囲で調整できる。また、同梱のスペーサーを本体に取り付けることでVESA100規格のモニターアームに対応できる。

 本体の電源はACアダプタを介して供給する設計となっており、電源容量90W(20V/4.5A)のACアダプタが同梱されている。

付属のディスプレイスタンド。上下角度と高さの調整が可能
ディスプレイ本体に付属のスペーサーを取り付けることでVESA100に対応可能
高さを0~100mmの範囲で調整できる
上下角度は-5~20度の範囲で調整できる
同梱のACアダプタ。電源容量は90W(20V/4.5A)で、これはモニター本体への電力供給とUSB PD(15W)の出力を賄うためのもの

PC側からディスプレイの細かな設定変更が可能なGaming Imtelligenceに対応USB機器を2台のPCで共有できるKVMスイッチ機能も搭載

 MAG 325CQRF-QDは、ディスプレイ本体に搭載しているUSBアップストリームポート(Type-B)またはUSB Type-CポートにPCを接続することで、PC側からディスプレイの設定変更を行うユーティリティソフト「Gaming Imtelligence」が利用できる。

 Gaming Imtelligenceは、本体裏面に配置されているNaviキーで操作するOSDメニューで可能なディスプレイの設定変更をWindows上で行うためのソフトウェアで、輝度やコントラストといった表示品質の調整から、本体裏面のRGB LEDの管理やファームウェアアップデートなどをキーボードとマウス操作で行える。

ディスプレイユーティリティ「Gaming Imtelligence」。PCとUSB接続したMAG 325CQRF-QDの設定をWindows上で変更できる
ディスプレイのファームウェアアップデートなどもGaming Imtelligenceから実行可能
Gaming Imtelligenceからディスプレイ向けMystic Lightを起動することで、本体背面のRGB LEDをコントロールできる
ディスプレイ本体背面に配置されているNaviキー。比較的操作しやすいスティック型だが、マウスとキーボードで操作できるGaming Imtelligenceの方が操作しやすい
OSDメニュー。ここで設定できる項目のほとんどはGaming Imtelligence上でも設定可能

 MAG 325CQRF-QDにはGaming Imtelligenceの他に、KVMスイッチ機能を備えている。

 これは、本体背面に備えているUSB 2.0 Type-Aポートに接続したUSB機器を、USBアップストリームポートとUSB Type-Cに接続した2台のPC間でUSB機器を共有する機能で、USB Type-Cに接続した機器がDP Altモードに対応している場合は自動で、それ以外の場合は手動でUSB機器を利用できるPCを設定できる。

MAG 325CQRF-QDのUSBポート。Type-AポートがKVMスイッチで共有されるUSB 2.0ポートで、ここに接続した機器を2台のPCで共有する
KVMスイッチはOSDやGaming Imtelligenceから設定可能で、USB機器を利用できるPCを接続中のポート(アップストリーム/USB Type-C)から選択できる

色鮮やかな“量子ドット×RAPID VA”のパネル優れた色再現性はゲーミング以外でも魅力的

 量子ドット技術とRAPID VAパネルを採用したMAG 325CQRF-QDは、広色域をカバーする色再現性の高さがウリの一つとされている。

 実際にゲームをプレイしたり様々な画像を表示してみたところ、確かに発色は良好な印象を受けた。ゲームに限らず日常的なウェブブラウジングから動画の鑑賞も上質な発色で楽しめる。

量子ドット技術とRAPID VAパネルの組み合わせはゲーム映像を鮮やかに表示できる。
sRGBカバー率99.5%、Adobe RGBカバー率93.7%という表示性能を備えているので、写真や動画を正確な色で表示する能力も高い

 また、WQHD解像度ということで映像や画像の精細感がある一方で、31.5型の大画面なので文字の視認性は高い。大型湾曲ディスプレイなので多少クセのある表示になるが、動画の編集作業などにも十分に使えそうな印象だった。

170Hz駆動や可変リフレッシュレートでゲームも快適PS5でも1440p/VRR出力が可能

 ゲーミングモニターであるMAG 325CQRF-QDの液晶パネルは発色に優れているだけではなく、170Hz駆動かつ応答速度1ms(GTG)という高速性を備え、可変リフレッシュレート技術であるFreeSync Premiumにも対応しており、滑らかな映像でゲームをプレイ可能な表示性能を備えている。

 今回テストに用いたPCはGeForce RTX 4080を搭載したゲーミングPCだったが、G-Sync Compatibleで可変リフレッシュレートを利用することができ、フレームレートが170fpsをやや下回るようなシチュエーションでも滑らかな映像でゲームをプレイすることが可能だった。また、応答速度1ms(GTG)のパネルなので残像感は少なく、FPSなど速度が重要となるゲームにも使っていけるだろう。

大作ゲームは処理が重いため高い値を常時維持するのは難しいが、フレームレートがMAG 325CQRF-QDの最大リフレッシュレートである170Hzを下回るシチュエーションでも、可変リフレッシュレート技術によって滑らかな映像でゲームをプレイ可能だった
応答速度1ms(GTG)のパネルなので、実際に使ってみても残像感は少なく感じた。DisplayPort接続時は最大170Hzなので、FPSなどにも使っていけるスペックを持っている。

 また、MAG 325CQRF-QDはHDMI接続時にも可変リフレッシュレート技術のVRRが利用可能とされており、システムアップデートによって1440pとVRRに対応したPlayStation 5(PS5)で試してみたところ、1440p/120Hz出力やVRRが確かに利用可能だった。

 PS5しか持っていないユーザーはもちろん、ゲーミングPCとPS5の両方を所有しているゲーマーにとって、両方を同時に繋いでおくことのできるMAG 325CQRF-QDは、かなりおすすめできるWQHD/1440pゲーミングモニターだ。

PS5と接続したMAG 325CQRF-QDは、1440p/120Hz出力やVRR、HDRに対応可能。
VRR対応ゲームでは高精細かつ滑らかな映像でPS5対応ゲームを楽しめる

色鮮やかで残像感も少ない31.5型WQHD湾曲ゲーミングモニターPCゲーム用としてはもちろん、PS5用としても好適

 MSI MAG 325CQRF-QDは、大きな画面と優れた発色、そして滑らかで残像感の少ない映像でゲームを楽しめるゲーミングモニターだ。湾曲率1,000Rという湾曲パネルは画面全体を視界に収めやすく、ゲームへの没入感を高めてくれる。

 実売価格は59,800円前後とそれなりのお値段だが、その発色や高速性と31.5型湾曲パネルの没入感には価格相応の価値はある。特にゲーミングPCとPS5の両方でゲームをプレイするゲーマーにおすすめしたい一台だ。