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34型&ウルトラワイド&湾曲による圧倒的な没入感。価格も手頃なMSIの「MAG 342CQR E2」でのゲームプレイは格別!
高リフレッシュレート+高速応答で幅広いゲームジャンルに対応 text by 芹澤 正芳
- 提供:
- MSI
2024年12月24日 00:00
最近人気が高まっている画面比率が21:9のウルトラワイド液晶。PCゲームでは多くの人気タイトルが21:9への対応を果たしているのに加え、YouTubeなど動画配信サービスでも対応する映像が増えてきているのも大きく影響しているだろう。また、左右に広いため複数のアプリを同時に開きやすく、作業効率を高められるという点から、ビジネス用途での需要も高まっている。
そんなウルトラワイド液晶で注目したいのがMSIの「MAG 342CQR E2」だ。34型の大型サイズで湾曲タイプと視野全体が画面になる圧倒的な没入感を味わえる。ゲーミング向けでもあるため、180Hzの高リフレッシュレートでありながら、実売価格は4万円台と手頃な価格なのもポイント。実際の使い勝手はどうなのかレビューをお届けしよう。
ゲーミング仕様でしかもお買い得なウルトラワイドモニター
MAG 342CQR E2は、34型で解像度がUWQHD(3,440×1,440ドット)のゲーミング液晶だ。最大の特徴は、画面比率21:9のウルトラワイドかつ1,500Rの湾曲タイプであること。一般的な16:9のモニターにはない迫力と没入感を味わえる。最近のゲームであれば多くが21:9対応で、2024年末注目タイトルの「Microsoft Flight Simulator 2024」、「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」、「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」もすべてサポートしている。年末年始、ゲームにどっぷりと浸かりたいと考えている人にピッタリと言える。
色域については、デジタルシネマ向けの「DCI-P3」のカバー率95%、標準的な色空間「sRGB」のカバー率99%、広い色域が求められる「Adobe RGB」のカバー率93%と一般的な用途であれば十分な色の表現力だ。また、HDRもサポートしており、DisplayHDR認証こそ取得していないが、HDRコンテンツが楽しめるのもうれしいところ。
没入感だけではなく、ゲーミングモニターとしての基本性能も高い。リフレッシュレートは180Hzと高く、応答速度も1ms(MPRT)と高速だ。ディスプレイとビデオカードのフレームレートを同期させることで、テアリング(画面ズレ)を防ぐ可変リフレッシュレート機能の「Adaptive-Sync」に対応。NVIDIAのG-SYNC Compatibleへの対応はうたわれていないが、筆者が試す限り、問題なく動作した。なお、パネルはVAで視野角は上下左右とも178度と十分広い。
本体のサイズは幅809mm×奥行き270mm×高さ514mmで重量は約6.95kgだ。34型のウルトラワイド液晶としては、それほど重くないので設置しやすいのも何気によいところ。
暗部補正や残像感の軽減など定番ゲーミング系機能も網羅
暗部を明るくして敵や地形を把握しやすくする「ナイトビジョン」、画面中央にFPS/TPSでの照準を補助するマークを出す「ゲームアシスタンス」、色の切り換えで起こる液晶特有の残像感を軽減する「MPRT」などゲーミング液晶では定番機能と言える機能は一通りそろっている。
なお、MPRTはアンチモーションブラーとも呼ばれ、フレーム間に目には見えない速度で赤色を挿入して、残像感を軽減する機能だ。FPS/TPSなど動きの激しいゲームでは効果を感じやすい。ただし、可変リフレッシュレート機能とは排他仕様で、色を挿入するという機能上、輝度が若干落ちるということは覚えておきたい。
ユニークなのが「AI VISION」だ。シーンに合わせて明るさ、コントラスト、彩度を自動的に最適化して視認性を向上させるというもの。FPSやRPGなどいくつかのゲームで試してみたが暗部がみやすくなった印象だ。
OSDメニューにはゲームモードとしてFPS/レーシング/RTS/RPG、四つのプリセットが用意されている。そのゲームジャンルにマッチした画質設定が適用される機能で、FPSではナイトビジョンがA.I.設定で有効になって暗部の見やすさを重視した調整だ。レーシングはコントラストが強くなり、ナイトビジョンは通常設定で有効とハデで見栄えする画面に。RTSは輝度、コントラストともほどほどで見やすさ優先となり、ナイトビジョンは無効だ。RPGは長時間プレイを想定しているのか輝度もコントラストも控えめで目に優しい調整で、ナイトビジョンは無効となる。
ゲーム機との接続もしやすい3系統入力
映像の入力はHDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.4a×1の3系統を搭載。スピーカーは搭載していないが、ヘッドホン出力は背面に用意されている。HDMI端子はPS5の1440p出力設定において120Hz駆動が可能だった。VRRにも対応していると認識されたが範囲は48~60Hzとごくわずか。本機のHDMIバージョンが2.0のためだろう。
スタンドの機能は9cm範囲での高さ調整、チルト(下方向-5°、上方向+20°)、スイベル(左右30°)と充実。キーボードやマウスを激しく操作しても揺れない安定度の高さもよいところ。スタンドの取り付け部分は付属の専用ネジを取り付けることでVESA規格の周辺機器に対応。モニターアームの利用もできる。電源は内蔵型ではなく、65WのACアダプターを採用。
ウルトラワイドの迫力を手軽な価格で手にできる
MAG 342CQR E2は、34型の大型サイズかつ21:9のウルトラワイド仕様でUWQHD(3,440×1,440ドット)の高解像度に没入感の高い湾曲パネルで、リフレッシュレートは180Hzと高速。視野いっぱいに画面が広がる迫力や楽しさは大型のウルトラワイド&湾曲でしか得られないものだ。それを4万円台で手にできるというのは、ゲーマーには非常に魅力的。新しいゲームを存分に楽しみたいこの時期、一歩上を行く映像体験を探求するなら、お求めやすい本機の導入を検討してみてはどうだろうか。