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GeForce RTX 50搭載ゲーミングノートを国内初公開、GIGABYTEが福岡でeスポーツイベントを開催

Sengoku Gamingとのコラボイベント、人気YoutuberとのコラボPCも展示 text by 久保勇

「AORUS×Sengoku Gaming 新年eスポーツフェスタ」の会場、親子で参加している人が多いのが印象的

 人気Youtuberやプロゲーマーをゲストに招いたGIGABYTEの最新製品紹介イベント「AORUS×Sengoku Gaming 新年eスポーツフェスタ」が13日に開催されました。会場はesports Challenger's Park(福岡県福岡市中央区渡辺通4-9-25 Luz福岡天神 8F)。

 来場者は100人を超えイベントは盛況で、特に親子で来場している人が多いのが印象的。福岡は行政も企業もeスポーツへの取り組みが活発なこともあり、そうした部分が世代を問わず地元の人達へ根付いていることを感じさせられました。

会場のesports Challenger's Parkが入居するLuz福岡天神
esports Challenger's Park内のイベントステージ
親子で参加している人が大多数で印象的

GeForce RTX 5090/5070 Laptop GPU搭載ゲーミングノートを国内初公開フォートナイトで有名なYouTuber「LiaqN」コラボのPCも公開

 イベントの冒頭ではGIGABYTEから製品の発表や解説が行われ、CESで公開されたばかりのGeForce RTX 5090/5070 Laptop GPU搭載ゲーミングノートPCを国内初お披露目、フォートナイトのゲーム実況で有名なYouTuberのLiaqN氏とのコラボレーションPCの発売告知なども行われました。

GeForce RTX 50 Laptop GPU搭載ゲーミングノートを国内初公開
18インチでGeForce RTX 5090 Laptop GPU 24GB GDDR7を搭載するAORUS MASTER 18(BZHC6JPD45JP)
WQHD解像度で240HzのMiniLEDバックライト液晶を採用する点も特徴
16インチでGeForce RTX 5090 Laptop GPU 24GB GDDR7を搭載するAORUS MASTER 16 BZHC6JPE65SP
こちらは240Hzの有機ELパネルが採用されている
16インチでGeForce RTX 5070 Laptop GPU 8GB GDDR7を搭載するAERO X16 EWH
こちらのモデルには165HzでWQHD解像度の液晶が採用されている

 このイベントが国内初公開となったGIGABYTEのGeForce RTX 50シリーズ Laptop GPU搭載ゲーミングノート。製品の解説はGIGABYTEノート営業部セールスマネージャーのMarvin Huang氏が担当。

 GeForce RTX 5090 Laptop GPU 24GB GDDR7を搭載するハイエンドモデルのAORUS MASTER 18を例に同社製ゲーミングノートの性能を紹介。内蔵クーラーにはベイパーチャンバーを採用してヒートパイプを採用モデルよりも冷却性を高めていること、GPU性能をより活かすために240Hz対応でMiniLEDバックライトのディスプレイを搭載する点などをアピール。
 国内での販売は3月頃の予定とのことで、ハイエンドモデルの価格は80万円くらいになる見込みだそうです。

GIGABYTEノート営業部セールスマネージャーのMarvin Huang氏
ハイエンドモデルのAORUS MASTER 18の特徴を紹介
ノートPC向けGPUのハイエンドモデルGeForce RTX 5090 Laptop GPU 24GB GDDR7を搭載

 このイベントで公開されたYouTuberのLiaqN氏とのコラボレーションPCは、日本GIGABYTEプロダクトリーダー渡辺 隆之氏が紹介。

 このコラボレーションPCをベースに、GIGABYTEがどのような製品を展開しているメーカーなのかを解説。今回紹介しているPCであれば、CPUをのぞくほぼ全てのパーツがGIGABYTEの製品で構成されているとのこと。マザーボードは、AIを活用した設計を取り入れることで性能の向上が図られていること、より性能を引き出すための自動オーバークロック機能や、オーバークロック機能を使用した際に製品の故障を防ぐ保護機能などが搭載されていることを紹介。新型の電源に関しては、最新のビデオカードに合わせた設計となっていること、80 PLUS Gold認証で効率に優れること、比較的コンパクトな設計になっていることなどがアピールされていました。

 LiaqN氏とのコラボレーションPCは、Sengoku Gamingから販売に関してなどの告知が後日出されるとのこと。搭載パーツなどはまだ調整中の部分があり、変更が入る可能性があるそうで、5台限定での販売が予定されているそうです。

YouTuberのLiaqN氏とのコラボレーションPC
LiaqN氏をイメージしたイラストがレーザーエッチングで大きく入れられている
ケースはC301 GLASS WHITEを使用し、白基調のゲーミングPCとして販売予定
展示機のスペック。まだ調整部分もあり、搭載パーツの構成は若干変わる可能性があるとのこと
日本GIGABYTEプロダクトリーダー渡辺 隆之氏
自動オーバークロック機能のAORUS AI SNATCH
オーバークロックで製品が壊れないように各種保護機能も搭載

 GIGABYTE 日本マーケティング担当のInes Tsai氏からは、まだ公表していない内容が多いものの、2025年はSengoku Gamingと協業していくと告知され、今回のイベントのような取り組みのほかにも様々な活動を行っていくとのこと。

 また、GIGABYTEのメーカー概要やブランドの解説なども行われ、マザーボードで見ると年間で約1千万枚を製造する世界第2位のシェアを持つメーカーであることや、PCパーツはもちろん、ゲーミングモニターやゲーミングノートの販売も行う総合的なPCメーカーであることを解説。製品には大きく分けると3つのブランドがあり、プロゲーマーや最高性能を求めるユーザー向けのAORUS、コストパフォーマンスが高くライトゲーマーにもおすすめなGIGABYTE、デザイン性などにもこだわったAEROと、それぞれのブランドの特徴が紹介されました。

GIGABYTE 日本マーケティング担当のInes Tsai氏
操業を開始して約40年、現在の従業員数はグループ全体で8千人
マザーボードの業界シェアは2位で、製造数は年間で1千万枚以上
ハイエンド製品のブランドとなるAORUS
コストパフォーマンスに優れるブランドのGIGABYTE
デザイン性にも性能にもこだわったブランドのAERO

人気YouTuberとプロゲーマーを招いてフォートナイトのカスタムマッチを実施

左から、eSportsキャスターの田森就太氏、YouTuberのLiaqN氏、Sengoku Gaming所属のPONY選手、元HKT48でタレントの森保まどかさん

 イベントのメインとなる来場者参加のフォートナイトのカスタムマッチは、Sengoku Gaming所属のPONY選手、YouTuberのLiaqN氏を招いて実施。司会進行はeSportsキャスターの田森就太氏と元HKT48でタレントの森保まどかさんが行った。

PONY選手
LiaqN氏

 フォートナイトで活躍するPONY選手は、小学校の時に友達に誘われてフォートナイトを始めたとのこと。子供のころからどのゲームでも少しやると周りの人達よりも上手くなったそう、フォートナイトも大会に出てみたらあっさり勝ててしまい、そうしたことがプロになるきっかけとなったそうでうす。来場者からは、普段どのような練習をしているのか、フォートナイト内の武器の好みや好きなシーズンなどのほか、プロを目指す際にどのように親の理解を得るのがよいのかといった話も。ちなみに、家族への理解を得る方法としては、賞金を獲得するレベルになると自然と家族が協力的になり、逆にやった方がよいと言われるようになるとのことでした。

 LiaqN氏はフォートナイトの実況配信で活躍するチャンネル登録者数122万人越えの人気YouTuber。オフラインでのデモプレイはそれほど多くないので緊張しているとのことでしたが、多くの視聴者を相手に配信慣れしていることもあり、冗談を交えつつトークの方にも比重を置いてプレイ。会場内の来場者を意識しつつ話をふるなど、プロのストリーマーらしい立ち回りが目立ちました。

PONY選手がイベントで使用したPC
PCのスペック
LiaqN氏がイベントで使用したPC
PCのスペック

 ユーザー参加型のカスタムマッチの前に、PONY選手とLiaqN氏のフォートナイトのデモンストレーションを実施。1戦目はゆるくプレイしてネタで笑いを取り、2戦目は勝ちに行きビクロイを獲得。両者ともにプロらしい立ち回りでイベントを盛り上げていました。

PONY選手とLiaqN氏のデモプレイも実施
当然のように狙ってビクロイを獲得

 ユーザー参加のフォートナイトカスタムマッチは50人規模で実施。会場内のゲーミングPCからの参加のほか、個人持ち込みのNintendo Switchで参加しているユーザーが多いのも印象的。フォートナイトは小学生人気が凄いとは聞いていましたが、会場で楽しんでいる子供たちを見てそれを実感することになりました。小学生たちからゲーミングPCはロードが早くてずるいと合唱になるほほえましい場面も。

 試合のほうは、PONY選手がさすがの立ち回りで2戦ともにビクロイに絡む活躍。LiaqN氏は実況配信のトークとゲームプレイで会場内のユーザーとコミュニケーションをとっていました。

来場者参加のカスタムマッチを実施
会場内のゲーミングPCを使用してカスタムマッチに参加
Nintendo Switchでカスタムマッチに参加するユーザーも多数
PONY選手はさすがの立ち回りで、毎戦最後まで残る活躍
LiaqN氏は視聴者を楽しませるプレイを披露

 イベントの終わりには抽選会も実施。メーカーノベルティグッズに加え、ケースにHYTE Y70 TouchのレッドモデルをベースにLiaqN氏のイメージイラストを入れた特別仕様のゲーミングPCもプレゼント。

 特別仕様のゲーミングPCは、ちょうどLiaqN氏の目の前に座っていた少年が引き当て、偶然の出来事に会場では驚きの声が上がる場面も。

抽選会も実施
このイベントのために特別に用意されたゲーミングPC
PCのスペック
LiaqN氏がくじを引き当選者を発表
目の前に座っていた少年が見事引き当てていました
PCのほかに、当選者にはゲーミングモニターやノベルティグッズがプレゼントされた

発表されたばかりのB860/B850チップセットマザーも展示ゲーミングモニターや白いゲーミングノートも

 会場には、2025年に発表されたばかりのIntel B860チップセット搭載マザーボードやAMD B850チップセット搭載マザーボードも展示。ホワイト筐体のWQHD/180HzゲーミングモニターのMS27QA ICE、ATX 3.0対応の80 PLUS Gold認証電源UD850GM PG5など、現在おすすめの製品も紹介されていた。

GIGABYTEのB860/B850マザーボードは3年保証。
B860 AORUS ELITE WIFI7 ICE
B860M AORUS ELITE WIFI6E ICE
B860I AORUS PRO ICE
B860 EAGLE WIFI6E
B850 AORUS ELITE WIFI7
B850M AORUS ELITE WIFI6E ICE
B850I AORUS PRO
GP-UD850GM PG5
80 PLUS Gold認証電源で、ビデオカード用の16ピンコネクタに標準対応
白いゲーミングモニターMS27QA ICE
31.5インチ有機ELパネルのゲーミングモニターAORUS FO32U2P
ケースにC301 GLASS WHITEを用いたデモPC
マザーボードはX870E AORUS PRO ICEが使われていた
16インチ液晶にGeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載するコストパフォーマンス重視のGIGABYTE G6X
16インチ/4K対応の有機ELパネルにGeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載するAERO 16 OLED
WQHD解像度の14インチ有機ELパネルにGeForce RTX 4050 Laptop GPUを搭載するAERO 14 OLED